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南京事件式典で日本人記者に暴行12月13日 19時43分
尖閣諸島を巡る対立で、日中関係が悪化するなか、中国の南京では、旧日本軍が多くの中国人兵士や市民を殺害したなどとされる「南京事件」から75年に合わせて式典が行われましたが、この際、取材していた日本人記者が、式典の参加者に蹴られるなど暴行を受けました。
式典は13日午前、「南京大虐殺記念館」で、市民ら9000人が参加して行われました。
日本からも100人近くが参加し、中国側の参加者と共に平和を願う歌を合唱するなどし、およそ40分で式典は終わりました。
しかし式典の直後に、取材に訪れていた共同通信上海支局の男性記者が、若い男に背後から腰を強く蹴られたほか、別の男からは、「日本人か」などと迫られ、マフラーを引っ張られる暴行を受けたということです。
近くにいた警察官が制止に入り大きなトラブルにはなりませんでしたが、男性記者は病院で診察を受けることにしており、日中関係が改善しないなか、中国の一部で反日感情が依然高いことを示す形となりました。
一方、式典を前に記念館の朱成山館長が記者会見し、歴史の専門家から、中国側が主張する30万人という犠牲者の数は多すぎると指摘されていることについて、「犠牲者の数は専門家が研究したのではなく、戦後の極東国際軍事裁判などの判決で認定されたものだ。犠牲者の数が何人であっても殺害に変わりはない」と述べ、今後、検証する考えはないことを明らかにしました。
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