入札ごとに手数料を支払う仕組みのインターネット競売「ペニーオークション」のサイトを悪用した詐欺事件に絡み、事件に使われたものを含む複数のペニーオークションのサイトで芸能人20人以上が「格安で商品を落札した」などと自分のブログで紹介していたことが、捜査関係者への取材でわかった。運営者が芸能人を「広告塔」として使っていた可能性がある。
京都府警が7日、事件の関連で、ブログで落札情報を紹介していた女性タレントほしのあきさん(35)側に事情を聴いたところ、30万円を受け取り、商品を落札したとの虚偽の書き込みをしていたことが発覚。本人が13日にブログで「軽率だった」と謝罪した。
捜査関係者によると、ほしのさん以外にも、人気お笑いコンビの男性や、グラビアアイドル、俳優ら20人以上が、摘発されていないものを含む複数のペニーオークションのサイトで、低価格で商品を落札したとの書き込みをしていたのが確認された。多くは「低価格で落札できた。そのサイトはこちら」とサイトのリンク先を紹介していたとされる。