◆ <プリウス盗難>2年で19倍…低燃費、静かさを悪用か
日本自動車販売協会連合会などのまとめでは、プリウスの11年度の国内新車販売台数は約31万台で、3年連続で車種別1位。人気の高まりや流通量の増加に伴い、転売目的の盗難が増えたとみられている。
自動車盗難件数が4年連続で全国最悪の愛知県では、車上狙い容疑者が、燃費の良さに目を付けて盗んだプリウスに乗って車上狙いを繰り返し、動かなくなると乗り捨て、別のプリウスを再び盗んで逮捕されたケースもあったという。捜査関係者は「低速時の走行音が静かなため、犯罪者からすると使い勝手が良いのかもしれない」と推測している。
プリウスには03年9月以降発売のモデルから、盗難防止装置のイモビライザーが標準装備された。車の鍵に埋め込まれた電子チップの暗号と車両側の暗号が一致しないとエンジンが始動しない仕組みだ。だが、ロックを解除するイモビカッターが2〜3年前から出回り、これが盗難急増の一因と指摘する捜査関係者もいる。愛知県警はイモビカッターの所持や販売を規制する県条例制定を検討中だ。
トヨタ自動車広報部は「最新型プリウスに装備したイモビライザーには、イモビカッター対策もあるが、イタチごっこの面もあるかもしれない。ユーザーには二重三重の防犯対策を勧めている」と話している。
(6月14日(木)2時30分配信 毎日新聞)
◆ 盗難ランクル搬送・保管で少年含む4人逮捕
盗難車のランドクルーザーを盗まれたものと知りながら運搬したなどとして少年を含む4人が愛知県警に現行犯逮捕された。逮捕されたのは岐阜県可児市の無職、○△××容疑者(51)と×○△×容疑者(58)、それに名古屋市などの19歳の少年2人。少年2人は昨夜9時頃、瀬戸市のコインパーキングから盗難車のランドクルーザーを岡崎市の倉庫に運んだ疑いで、○△容疑者と×○容疑者はそれを盗難車と知りながら保管した疑い。愛知県警の調べに対し、少年1人は容疑を否認、宮地容疑者ら3人は容疑を認めているという。倉庫にはほかにも盗難車のランドクルーザー数台が保管されていて、愛知県警は盗難車を転売していた疑いもあるとみて調べている。
(FNN東海テレビNEWS)2012年5月30日
http://tokai-tv.com/news/fnn-tokai/ondemand/20120530/20120530f_03.html
◆ 幼稚園の保護者を狙う車上盗…被害1400万円
幼稚園や保育園に子供を送迎する保護者の車などを狙い、大阪など10府県で盗みを繰り返したとして、大阪府警捜査3課と岸和田署は12日、大阪市西成区××、無職○△×□被告(37)(起訴)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。
178件(被害総額約1458万円)を裏付け、うち8件(同約384万円)が起訴された。
発表では、×□被告は2010年5月11日午前8時頃、奈良市の私立幼稚園駐車場で、子供を送ってきた母親が車内に置いていた手提げかばんから1万7000円などを盗むなどした疑い。08年8月〜昨年10月に、近畿5府県のほか、三重、石川、福井、岡山、広島各県の幼稚園などの駐車場で車上狙いを続けていたといい、×□被告は「子供の送迎では、短時間だからと車内に現金を残したまま車を離れる保護者が多かった」と供述しているという。
(2012年4月13日15時25分 読売新聞)
◆ ハイエース、泥棒にも人気? 5年連続ワースト1
昨年、国内で最も多く盗まれた自動車はトヨタ自動車のハイエースで、5年連続ワースト1――。日本損害保険協会が21日発表した調査結果から今どきの「窃盗市場」が浮かび上がった。トヨタ車は2〜5位も占めており、新車販売での人気を上回る独走ぶりだ。
損保協が昨年11月に損保各社が保険金を払った盗難事件683件で車種を調べたところ、最も多かったのはワンボックス車のハイエースで17%にあたる117件。2〜5位はセルシオ、ランドクルーザー、クラウン、プリウス。トヨタ車の割合は全体の66%に達し、2位のホンダ車の10倍以上だった。
(朝日新聞デジタル)2012年3月22日
◆
「ランクル」の夜間盗難多発 那珂湊地区、一度に数台も
ひたちなか市の那珂湊地区で、トヨタ社製のスポーツタイプ多目的車「ランドクルーザー」が狙われている。ひたちなか東署によると、昨年末から盗難が頻発。深夜から早朝にかけ、一度の犯行で数台持ち去るのが特徴だ。県内では昨年、県央以南で自動車盗が多発した。県警では「防犯ブザーやセンサーライトなどの防犯対策で愛車を守ってほしい」と呼び掛けている。
■鍵掛けたのに…
「まさか、狭い路地の奥に停めた車を盗まれるとは…」
2月9日、同市平磯、会社員男性(42)は、自宅敷地内に停めておいた愛車のランドクルーザーを盗まれた。事件当日は通勤に使い、帰宅した後だった。
同署では、昨年末に2台の被害を確認。警戒を呼び掛けるチラシを配布していた。男性は被害が出ていることを知り、鍵の掛け忘れがないよう厳重にチェックしていたという。だが、翌朝気が付くと車はなくなっていた。
「夜間、少し物音がした程度で気付かなかった。注意していたのに悔しい」と肩を落とした。
■複数犯も視野
同署によると、昨年末からの3カ月間で、ランドクルーザー7台が盗まれた。いずれも深夜、一般住宅の敷地内から、2〜3台を盗み去るのが特徴。年式や走行距離は関係なく、イモビライザーなど盗難防止装置が付いていても被害に遭っているという。
同署は「手口などは分からない」として、警戒を強化。警報機が鳴り響いても気付かないほど短時間で盗まれていることなどから、複数犯も視野に捜査を進めている。
県警捜査3課によると、昨年の県内自動車盗の検挙件数は1千件(前年比136件増)で、全国1位だった。県警では2010年から自動車盗対策プロジェクトチームを立ち上げており、「検挙や防犯、ヤード対策に力を入れた結果」(同課)と胸を張る。
一方、認知件数は2025件(前年比363件減)で、愛知、千葉に次ぎ全国ワースト3位。過去5年の被害も2千件前後で推移しており、同課は「住宅が点在して人目に付きにくいことと、道路の整備が進み逃走、運搬しやすい」ことが多発の原因と推測する。
■対策は光と音
県内で狙われる車種は貨物車42%、乗用車39%。乗用車ではセルシオ、ランドクルーザー、クラウンといずれもトヨタ車が上位だ。国内外問わず知名度が高く、台数や部品の流通も多いことが原因とみられる。
県警が指摘する防犯ポイントは(1)コンビニエンスストアなどで一時的に車を離れる際にも鍵を掛ける(2)「ステアリングロック」「ホイールロック」と呼ばれる棒状の固定装置を使う-など。同生活安全総務課では、特にセンサーライトや警報機を備えることを勧める。宍戸一也総括理事官は「犯人は『人の目』を嫌がる。光と音を組み合わせ、盗難を防いでほしい」と呼び掛けている。
2012年3月4日(日) 茨城新聞
◆「ヤード」経営者を逮捕 盗難SUV買い取り容疑
東海3県でスポーツタイプ多目的車(SUV)の盗みを繰り返したとしてブラジル人の男4人が逮捕された事件で、愛知、岐阜、三重各県警の合同捜査本部は5日、窃盗団が盗んだ車を買い取った盗品等有償譲り受けの疑いで、大津市の自動車解体場「ヤード」を経営するスリランカ人の男(42)を逮捕し、ヤードの家宅捜索を始めた。捜査関係者が明らかにした。
捜査本部は、男がヤードで盗品の車を解体して海外に輸出したとみており、窃盗団との関わりを含めて全容解明を進める。
4人のブラジル人は愛知県小牧市の無職プラド・オスマル・デ・ソウザ被告(28)ら。8月に名古屋市中川区でトヨタ自動車製のSUVを盗んだ容疑などで逮捕、起訴されている。
盗品の処分先を調べる過程で、スリランカ人の男が浮上した。
捜査関係者によると、スリランカ人の男は今夏、盗品と知りながら、このグループからSUVを買い取ったとされる。
愛知県警などは4人の供述などから、このグループが東海3県や周辺でSUVを中心に約200件(5千万円相当)の盗みに関わったとみて調べている。
(中日新聞)2011年12月5日
◆自動車盗難、愛知県内で急増。特に狙われる車種は「ハイエース」
都道府県別で全国ワーストワン。1カ月平均で約400台が盗まれている。
1日当たりの被害額は何と1,000万円―。愛知県内で今年に入って自動車の盗難が急増。1カ月平均で約400台もの車が盗まれていることがわかった。東三河の被害は尾張地区ほどではないが、豊橋でも9月末までに38台も盗まれている。特に狙われる車種は中国や東南アジアで人気の高いハイエースで、2007年から昨年まで4年連続で車種別盗難のトップを占めている。
(高石昌良、天野武宏)東愛知新聞:2011年10月27日
◆自動車盗容疑でスリランカ人ら逮捕 滋賀で解体し輸出か
中部地方で多発しているトラックなどの盗難事件を調べている愛知県警国際捜査課などは、窃盗などの疑いで、スリランカ人の男(32)ら数人を逮捕したと捜査関係者が明らかにした。
県警は、男らが盗んだ車を「ヤード」と呼ばれる自動車解体場に運び込んで解体作業をした上で、海外への輸出を繰り返していたとみて全容解明を進める。
逮捕容疑では、男らは今年3月、同県岡崎市内でトラックを盗んだとされる。4月に別の男を逮捕し、供述などから共犯者を割り出した。
県警は、このグループが中部地方でトラックを中心に少なくとも数十台を盗み、滋賀県東近江周辺のヤードで解体し、関西の港から中東や東南アジア方面などに輸出していたとみている。
既にこのヤードを捜索した。解体された部品では税関の検査で盗難車かどうかの確認が難しくなるという。
ヤードは盗難車の解体や外国人犯罪などの温床になっている疑いがあり、全国の警察が昨年6月、約400カ所を一斉に立ち入り調査するなど、対策に力を入れている。
山奥や人目に付きにくい農地などに設置され、昨年6月時点で、全国で約1400カ所あった。
うち約1100カ所のヤードに外国人が関係しているとみられている。
(中日新聞) :2011年6月26日
【緊急告知・純正イモビが危ない!】
純正イモビを十数秒で無効にしていまうイモビカッターが窃盗団に悪用されている事実が判明しました。只今プロテクタグループでは 後付イモビキャンペーンを行っております。
気になる方は、お近くの店舗まで御連絡ください。
◆イモビライザー瞬時に無効 解除装置窃盗団から押収
自動車盗難防止のための電子キー「イモビライザー」の機能を瞬時に無効にできる
「イモビカッター」と呼ばれる装置を、愛知県警が高級車窃盗団のメンバーと
みられる男から押収していたことが分かった。高級車窃盗団の間で出回っている
可能性が大きい。無効にするのに十数秒とかからず、簡単に高級車を盗んでしま
う手口の出現に、自動車メーカーは盗難防止装置の再考を迫られることになりそ
うだ。
イモビライザーは、キーに記憶された暗号を車両内のコンピューターが読み取
り、正規のキーと一致しなければエンジンが掛からない仕組み。暗号のパターン
は100万通り以上あるといわれ、「盗難防止の切り札」として各メーカーが標準装備を進めている。
ところが、イモビカッターをハンドル付近にあるコネクターに差し込めば、暗号は瞬時にリセットされ、別の暗号を認識させたものでも合鍵を差し込めば、そのキーを正規と認識してエンジンが掛かる。窃盗団は、自動車を瞬時に盗むことができる。
県警は先月上旬、公務執行妨害容疑で逮捕した男の自動車内から、イモビカッターを押収した。縦6センチ、横3センチ、厚さ1センチほどの板状で、手のひらに収まるサイズ。セルシオやクラウンなど高級車向けといい、男は高級車狙いの窃盗団のメンバーとみられる。
県警捜査員によると、イモビカッターは本来、修理の際に自動車整備工などが使うための装置で、「海外で模造されるなどして出回り、売買されているようだ。窃盗団の手口として広がっているのではないか」と話す。県警は窃盗団の全容解明とともに、イモビカッターの入手経路などを調べる。
中日新聞:2010年3月6日 夕刊
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010030602000225.html
◆窃盗 カーナビ被害件数、過去最多に 高級車盗も大幅増加
09年のカーナビゲーションの盗難件数が、統計を取り始めた04年以降最多となったことが警察庁のまとめで分かった。外国人らの窃盗グループが盗み出し、ネットオークションなどにかけて高値で売却していることが背景にあるとみられる。
警察庁によると、09年の盗難件数は2万3796件(前年比7.8%増)。車の部品を狙った盗難件数は7万5363件と減少傾向だがカーナビ盗難は増加を続けている。全体に占める割合は31.6%で、初めて3割を突破。
自動車の盗難件数は2万5808件(同6.2%減)。6年連続で減少しピーク時の約4割となった。
自動車盗は03年に過去最多の6万4223件を記録。最も有効な盗難防止装置とされるイモビライザーの装着車種が国内8メーカーの全車種の約87%(09年)にまで拡大、全生産台数に占める装着率も47.3%(08年)となったことなどを受け、04年以降は減少傾向に転じた。
一方、高級車の盗難台数は前年に比べ大幅に上昇。トヨタの高級車のセルシオが875台(前年比54.9%増)、ランドクルーザーが812台(同63.7%増)。セルシオは約5割弱、ランクルも3分の1でイモビライザーが装着されていたことから高度な技術を持つ窃盗グループが暗躍しているとみられる。
07年から盗難件数急増のトヨタハイエースは車種別では最多の2671台(同10.5%増)が盗まれた。高級車ではないが、中東やアフリカで人気が高く警察当局は解体後、不正輸出されているとみている。【千代崎聖史】
2010/02/10
◆広域窃盗団のリーダー逮捕=15都道府県、被害29億円−神奈川県警など
ガソリンスタンドに侵入して金庫を盗んだとして、
神奈川県警などの合同捜査本部は3日までに、
窃盗容疑などで、横浜市中区本牧原、
指定暴力団●●会系埋地一家元幹部●●●容疑者を逮捕した。
捜査本部によると、●●容疑者は1都1道2府11県にまたがる広域窃盗団のリーダーの一人で、「わたしには分からない」などと容疑を否認している。
逮捕容疑は3月7日午前4時半ごろ、ほか2人と共謀、横浜市磯子区のガソリンスタンドに侵入、
現金約115万円の入った金庫などを盗んだ疑い。
捜査本部によると、林容疑者は窃盗容疑で逮捕状を取った●●会系周辺者の男とともに計63人の窃盗団を率いており、うち26人が暴力団関係者。
自動車盗や車上狙いなどを繰り返し、被害件数は計2365件、総額約29億円に上るという。
2009/12/03-17:42
◆静岡県内で1〜9月に盗まれた車334台のうち、「ワゴンR」が53台占める
静岡、愛知両県警は今年5月、ワゴンRなど数十台を盗んだ容疑でブラジル
国籍の男ら7人を逮捕。余罪は自動車盗292件、自動車部品盗35件など計329件、被害額は2.8億円に上った。男らが逮捕された5月以降もワゴンRの窃盗被害は続き、「他のグループが犯行を繰り返している」という。
ワゴンRに次いで今年1〜9月に盗難が多かった車種は、スズキの軽トラック「キャリー」(17台)、ホンダの軽ワゴン「アクティ」(11台)。
◆カーナビ連続窃盗犯? 車上荒らしの男逮捕
埼玉県警越谷署は22日、窃盗の疑いで、住所不定、無職、●●●●容疑者(36)を逮捕した。
越谷署の調べでは、石森容疑者は9月29日夜から30日朝にかけ、越谷市大泊の月ぎめ駐車場で、男性会社員(42)の乗用車の助手席後部の窓ガラスを割り、社会保険証などを盗んだ疑いが持たれている。
越谷署によると、22日午前10時半ごろ、春日部市内のリサイクルショップから「不審な男がカーナビを売りに来た」と通報があり、同署員らが駆けつけたところ、●●容疑者が盗まれた保険証を所持していた。
●●容疑者は越谷署の調べに、「盗んだカーナビを(ショップに)持ち込むために保険証を盗んだ」などと供述。同署管内では
駐車場の車からカーナビが盗まれる事件が相次いだことから、
関連を調べている。
2009.11.22 20:57
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