[シネマトゥデイ映画ニュース] スタジオジブリでアニメーション化もされた野坂昭如の小説「火垂るの墓」が、イギリスで実写映画化されることが明らかになった。同作が海外で実写映画化されるのは初めてのこととなる。
原作は、太平洋戦争末期の神戸を舞台に、幼い兄妹が必死に生きようとした姿を描いた半自伝的小説。1967年に発表され、第58回直木賞を受賞した。1988年には、高畑勲が監督を務め、スタジオジブリによりアニメーション映画化。同じくスタジオジブリによる宮崎駿監督作『となりのトトロ』と同時上映されている。
Screenによると、映画化権を獲得したのはイギリスの映画会社Dresden Pictures。プロデューサーを務めるのは同社のリアム・ガルボとジェームズ・ヒースで、撮影は2014年中に行われるという。
原作は、2005年に松嶋菜々子出演でテレビ映画として実写化されているほか、2008年には日向寺太郎監督により映画化。だが、日本国外で実写映画化されるのは今回が初めてのこととなる。(編集部・福田麗)
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