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国際
共産党と「決戦」呼び掛け 中国宗教組織、当局が警戒
2012.12.14 22:49
[中国]
14日付の中国陝西省の地元紙、華商報(電子版)は、「全能神」と称する宗教組織が最近、同省などで「2012年12月21日に世界が滅びる」「入信者だけが救われる」などとデマを拡散させていると伝えた。信者に共産党との「決戦」も呼び掛けているといい、当局は取り締まりを強めている。
同紙によると、全能神は「東方閃電」「実際神」とも呼ばれ、1990年代に河南省で出現。聖書を独自に解釈して布教活動を展開し、内モンゴルや新疆ウイグルの各自治区、甘粛省など全国各地に拡大した。
全能神は、共産党を「大紅竜(大きな赤い竜)」と呼び、「大紅竜を全滅させ、全能神が統治する国家を成立させる」と主張しているという。
不安をあおられた信者が全財産を寄付するなどのケースが相次ぎ、中国政府は「邪教」と認定、全能神の活動を見つけ次第通報するよう市民に呼び掛けている。(共同)
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