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'12/12/15

弁当食中毒 過去最大規模に


 ダイヤス食品広島支社(広島市安佐北区)が製造、販売した弁当による集団食中毒で、広島市保健所は14日、発症者数が1052人に上ったと発表した。市内で起きた集団食中毒では、過去最大規模の被害になった。

 市保健所によると、発症者数は14日正午現在、広島県内285社・団体の1052人に拡大。新たな入院患者は出ていない。前日までに確認された発症者数は627人だった。

 原因のノロウイルス(小型球形ウイルス)は14日、新たに同支社従業員1人と発症者9人の便から検出された。問題の弁当は10日か11日に販売された2種類で、昼食向けに1日約4700食が県内約1400社・団体に届けられた。

 記録が残る1989年以降、市内で発生した集団食中毒で最も発症者数が多かったのは、2008年1月に業者の弁当などを食べた749人のケース。ノロウイルスが原因だった。




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