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緊急脱出用ハンマー 欠陥品も12月14日 20時27分
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事故で車に閉じ込められた際に使う緊急脱出用のハンマーの中に、窓を割ることができずに壊れてしまう製品があることが、国民生活センターの調べで分かり、販売した新潟県の会社が改良品と交換することになりました。
この製品は、新潟県燕市の雑貨類卸会社「カクセー」が、中国から輸入して販売した「緊急脱出用ハンマーダッシュ・ツー」です。
国民生活センターでは、ことし4月に強度が足りなかった別の会社のハンマーへの注意を呼びかけたあと、同じような製品に不安を覚えた消費者の依頼で今回の製品のテストをしました。
その結果、テストをした15個のハンマーのうち8個が、車の窓を割ろうとすると、プラスチックの本体が壊れたり、金属の部分が本体の中にめり込んだりして、壊れたということです。
これを受けて会社側は、自主的に強度を高める改良を行い、この製品を改良品と交換することになりました。
「カクセー」によりますと、これまでに8万個が出荷されたということで、問い合わせの電話番号は0120-63-7271です。緊急脱出用ハンマーは、ここ数年、普及が進んでいるということですが、性能に関する基準はありません。
自動車の安全対策を所管する国土交通省は、「現時点で性能の基準を作る予定はないが、トラブルの実態などを見極めて、必要があれば対策を検討していきたい」としています。
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