タレント、ほしのあき(35)が、入札のたびに手数料がかかるペニーオークションサイト「ワールドオークション」を紹介するため商品を落札したよう装ってブログに書き込みをしていた問題で、お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二(35)やタレントの熊田曜子(30)らも過去に同様の記述をしていたことが分かった。
同オークションの詐欺事件ではサイト運営者らが逮捕されているが、広告塔として利用された芸能人の軽率さも次々と浮き彫りになっている。
綾部が所属する吉本興業によると、綾部は知人に頼まれて昨年1月、ブログにペニーオークションでDVDプレーヤーを安く購入したとする記事を掲載。知人に「謝礼はいらない」と伝えたものの、是非にと言われ5万円を受け取った。が、すぐに問題視されているサイトと気づき、25時間後に掲載文を自ら削除した。DVDプレーヤーはオークションで購入しておらず、綾部は「知り合いに頼まれ断りきれなかったとはいえ、軽率でした」と猛省しているという。
一方、女性タレントでは、ほしのに続いて、熊田も友人のタレント、松金ようこ(30)からブログへの書き込みを持ちかけられ、オーブンを5220円で落札したと掲載したことを認めた。
ほしの、熊田、松金に共通するのは“巨乳アイドル出身”。とくに男性は、インターネット上の“巨乳”というキーワードに幻惑されがちだという。ITジャーナリストの井上トシユキ氏が注意点を指摘する。
「有名人をいかがわしい商売の広告塔に起用すること自体はむかしからあるやり方。現実世界であり得ないオイシイ話はネットにもないのです」
その上で、「最近、テレビなどで露出が減ってきたタレントが、強烈に何かの商品や店などをすすめていたら要注意。とくに男性は、画像共有サイトなどで“巨乳”のキーワードに惑わされ、アクセスする頻度が高いことが分かっています」と警告している。
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