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政治
【衆院選・乱戦のゆくえ】(3)看板掛け替え、内紛 混沌の大阪10区・兵庫3区
「昨日の友が今日の敵」となる図式の多さも、今回衆院選の特徴だ。
兵庫3区(神戸市須磨区、垂水区)では、前回民主で圧勝した前職の土肥隆一氏(73)が昨年3月、島根県・竹島の領有権をめぐる問題で離党し、出馬を見送ったことで、無風ムードから一転した。
維新新人の新原秀人氏は、前回衆院選では自民の兵庫県議として、今回返り咲きを狙う自民元職、関芳弘氏を支えた。
維新へのシンパシーを感じた新原氏が自民からの離党を決意したのは今夏だった。「維新から衆院選に出る可能性があるなら、けじめをつけろ」。県連幹部に詰め寄られ、心を固めた。
全国的に自民優勢が報じられた選挙戦中盤以降は、容赦なく古巣を批判する。「この3年、民主政権の邪魔ばかりし、反省のない自民に、単独過半数を取らせてはならない」と訴える。
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