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仙台でも映画盗撮、巡査部長を減給処分

 福島市の映画館でアニメ映画を盗撮し、福島署に著作権法違反と映画盗撮防止法の疑いで書類送検された県警本部高速交通隊の男性巡査部長(38)は、仙台市の映画館でも同じ映画を二度盗撮・録音したとみられることが13日、同署などの調べで分かった。今月12日付で県警は男性巡査部長を減給十分の一(1カ月)の懲戒処分とした。県警監察課が13日、発表した。
 同署などの調べでは、男性巡査部長が盗撮したアニメ映画は「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s」。男性巡査部長は7月14日に仙台市太白区の映画館で同映画の音声を携帯型音楽プレーヤーで録音。8月9日に同区内の別の映画館で再び同じ映画をデジタルカメラで撮影・録音し、同23日には福島市の映画館で、デジタルカメラを使い同じ映画を撮影・録音した疑い。同課によると、この他の映画の盗撮は確認できなかったという。
 同署は映画制作会社からの告訴、捜査結果などを基に10月22日に書類送検していた。
 これまでの調べに男性巡査部長は「違法の認識はあったが、軽く考えていた。大変なことをしてしまった」と容疑を認めているという。
 県警監察課の平野亨首席監察官は「県民、国民、全国の警察官に大変に申し訳ないことをした。全力で信頼回復に努める」と語った。

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