国際中国紙、尖閣領空侵犯は「海空両面からの巡航常態化」の始まり 「戦闘機派遣の用意も」2012.12.14 21:06

  • [PR]

国際

  • メッセ
  • 印刷

中国紙、尖閣領空侵犯は「海空両面からの巡航常態化」の始まり 「戦闘機派遣の用意も」

2012.12.14 21:06 中国
 沖縄県・尖閣諸島魚釣島の南を飛行し領空侵犯した中国の国家海洋局所属の航空機=13日(海上保安庁提供)

 沖縄県・尖閣諸島魚釣島の南を飛行し領空侵犯した中国の国家海洋局所属の航空機=13日(海上保安庁提供)

 【北京=山本勲】中国の国際情報紙「環球時報」は14日付の社説で、中国国家海洋局の多用途小型プロペラ機による尖閣諸島領空侵犯について「海空両面からの巡航の常態化に向けたスタート」と主張。さらに日本がF15戦闘機を緊急発進させたことに「中国にも同様の権利がある」と、戦闘機発進も辞さない強硬姿勢をあらわにしている。

 人民日報のニュースサイト「人民網」によると、領空侵犯したのは「海監B-3837」と称するプロペラ機。監視船4隻と連携しながら13日午前9時40分(日本時間同10時40分)同島上空に入り、約28分旋回して写真撮影などの“任務”をこなした。同機は「高度60メートルの低空から」(人民網)侵犯したため、自衛隊のレーダーも捕捉できなかったようだ。

 中国社会科学院の専門家、王暁鵬氏は「(尖閣諸島)上陸に技術的な問題はない」と指摘。海空からの侵犯を常態化させた後、島への上陸をも視野に入れていることを示唆した。                             

 

関連トピックス

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital