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中国 尖閣まで大陸棚拡大を国連に申請12月15日 0時46分
中国の国連代表団は14日、東シナ海で海底資源の開発ができる自国の大陸棚を沖縄県の尖閣諸島を含む地域まで拡大するよう求める申請を国連に提出し、尖閣諸島を巡って対立する日本をけん制するねらいがあるとみられます。
中国外務省によりますと、中国の国連代表団は14日、国連海洋法条約に基づいて東シナ海での中国の大陸棚を拡大するよう求める申請を国連の大陸棚限界委員会に提出しました。
この中で中国政府は、東シナ海の大陸棚が中国大陸から自然に延びているとして、沖縄県の尖閣諸島を含む沖縄トラフまでが自国の大陸棚だと主張しています。これが認められれば、中国がこの海底の資源開発の権利を持つことになり、大陸棚限界委員会は中国の申請について審査を始めることになります。
一方、中国共産党の機関紙「人民日報」は14日、外交政策についての中国の楊外相の論文を掲載し、この中で、尖閣諸島を巡る日本との対立については、「日本政府による国有化に対して断固として闘っていく」としています。
中国政府の一連の動きには、尖閣諸島の領有権の主張を国の内外に強くアピールし、日本をけん制するねらいがあるとみられます。
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