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東京タワーなど国の登録文化財に12月14日 18時8分
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昭和33年に建設され、自立式の鉄塔として当時、世界一の高さを達成した東京タワーなど全国の126件の建造物が、新たに国の登録有形文化財に登録されることになりました。
登録有形文化財は、建築から50年以上がたった貴重な建造物を登録するもので、文化庁の文化審議会は全国の126件の建造物を新たに登録するよう、田中文部科学大臣に答申しました。
このうち東京・港区の東京タワーは、テレビ放送各局の電波塔を集約するために、昭和33年に建設されました。
333メートルの高さは、当時フランスのエッフェル塔を抜き、自立式の鉄塔として世界一を達成しました。
戦後の日本の復興を象徴するとともに、高度経済成長の原点として、今も国民に広く親しまれています。
また、明治36年に建設された島根県出雲市の出雲日御碕灯台は、外側に石を、内側にはれんがを積んだ独特の二重構造が特徴で、44メートルの高さは現役の灯台としては日本一です。
このほか、江戸時代、愛知県阿久比町に地元の大工によって建てられた浄土真宗の寺院、蓮慶寺本堂などが新たに登録されることになっています。
これらの建造物は、今後保存していくため補修費用などの一部が国から補助されることになっています。
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