ニュース詳細
除染指定の3町村 初の解除へ12月14日 15時16分
K10041874911_1212141609_1212141620.mp4
原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染を国の費用負担で行う地域に指定されている東北と関東地方の自治体のうち、群馬県と福島県の合わせて3町村について、環境省は、放射線量が基準値を下回ったとして、全国で初めて指定を解除することを決めました。
原発事故のあと、1時間当たりの放射線量が0.23マイクロシーベルト以上の地域については、国の費用負担で自治体が除染を行うことになっていて、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉にある104の市町村が「汚染状況重点調査地域」として、環境省から指定を受けています。
このうち、群馬県のみなかみ町と片品村、それに福島県の昭和村が、それぞれ各自治体全域の放射線量を詳しく調べたところ、いずれも基準値を下回ったということです。
このため、環境省は調査結果を分析した結果、測定方法などに問題はなく、基準値を下回ったことが確認できたとして、今月27日付けで指定を解除することを決めました。
指定の解除は全国で初めてとなります。
このほかにも、複数の自治体が解除に向けて検討を進めているということですが、環境省は各自治体の意見を聞きながら慎重に判断したいとしています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|