韓国民間団体 日本歴史問題伝える資料を米大統領へ

【ソウル聯合ニュース】インターネット上で外交活動を行う韓国の民間団体「VANK」が14日、オバマ米大統領をはじめとする9カ国の各界関係者に日本の歴史問題をまとめた冊子などを送った。

 VANKの朴起台(パク・キテ)団長は聯合ニュースのインタビューに対し、オバマ大統領とクリントン国務長官をはじめとする米国、英国、ドイツ、フランス、ベルギー、オーストラリア、ベルギー、オランダ、南アフリカの政界指導者、大学学長、歴史学者、メディアの代表ら1010人に宛てて、冊子や世界地図を入れた郵便物を一斉発送したことを明らかにした。

 同代表は「日本の帝国主義の復活を防いでほしいという意味」「世界のリーダーに正しい情報を伝え、心を動かすため、われわれの切実な願いを込めた小包を送った」と説明した。

 英文の冊子はVANKが制作した。明成殺害事件や独島強制編入、日本による強制併合、旧日本軍従軍慰安婦などの歴史問題を紹介したほか、国際法学者らが「独島」「慰安婦」「東海」を理解できるよう、学術資料も添えた。世界平和を願う大型の朝鮮半島地図と世界地図も同封した。

 朴団長は「各国のリーダーが独島と慰安婦を領土問題、人権問題として見なさず、日本の歴史の一部として理解するきっかけになれば」と話した。

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