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【社会】団地見回りで孤独死防ぐ 練馬のアパート 自治会の住民協力2012年12月14日 09時53分
東京都練馬区内最大の「都営光が丘第三アパート」の自治会は、団地内の高齢者の見回りを始める。住民が協力して希望者宅を毎朝回る。高齢化や孤独死への危機感が背景にある。 光が丘第三アパートは、一九八二〜八六年に建てられた。十一棟に約千八百世帯が入居できる。自治会の調べでは、六十五歳以上の高齢者は約八百人、高齢者だけの世帯は約九十世帯ある。 大型団地での組織的な見守りには、自治会をまとめる必要がある。プライバシーの問題もある。それでも、小山謙一自治会長は「報告があるだけで年に二回ほど孤独死がある。命に関わることにプライバシーはないと割り切った」と言い切る。 見回りを希望する高齢者は、ドアに在宅か不在かが分かるマグネットシールを貼る。インターホンで呼び掛けて安否を確認、二日連続でシールの表示がない場合、応答がない時は自治会に連絡する。 自治会は十二月の一カ月間で見回る人と見回りを希望する人を募集する。来年二月から試験的に始め、五月の本格実施を目指す。 都営住宅を管理する都住宅供給公社の二〇〇九年のデータでも、一九五九年以前に建設された賃貸住宅の入居者は、六十五歳以上の高齢者が47・3%と半数近い。七五年以降に建てられた団地でも、既に20・6%は六十五歳を超えている。 (宮畑譲/東京新聞) PR情報
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