殆ど触らない9年前のXP(SP3)のPCに、Office XP PersonalとOffice 2010 Standardをインストールしてあります。
普段は別のPCを使っています。XPのPCがこれだけなので、違いを見るため入れているだけです。
古いPCなので低スペックです。Office 2010のシステム要件のぎりぎり最低ラインの構成に相当します。
CPU: Pentium III 1GHz
メモリ: 512MB
HDD: 30GB (Office インストール後の空き容量は 5.5GB)
これにMS のSecurity Essentialsというセキュリティ対策ソフトを入れています。
以下のシステム要件は最低限のものと考えたほうが良く、このスペックの場合は後述のような状況になると思います。
Microsoft Office 2010 のシステム要件
http://office.microsoft.com/ja-jp/products/HA101810407.aspx
・PCの起動 … 非常に遅くなる。
特に最初のWindowsの起動時は、Windows Updateのチェック、セキュリティ対策ソフトの更新処理の影響もある。
セキュリティソフトの更新中は、Office 2010は遅くて使えない。
・Office XPの起動と操作時の動作 … 以前とあまり変わらない。
・Office 2010の起動と操作時の動作 … 非常に遅い。
セキュリティ更新中のOffice 2010の起動は3分以上、メニュー選択も1回クリックごとに20~40秒位かかり、セキュリティ更新処理も20分位かかってしまいますので、同時に起動は使い物になりません。
メモリが小さいので仮想メモリが使われ、30分近くHDDのアクセスランプが点灯したままになります。
更新処理が行われていない時は、Office 2010の起動は45秒位で、メニュー切り替えは2~3秒位です。
Office XPのほうは、最初の起動は7~8秒位、2回目以降の起動は2秒位で起動しますので、2010と比べるとはるかに速いです。
3年前のWindows VistaのOffice 2010は、最初の起動は2~3秒、2回目以降の起動は0.5秒位です。
PCはデスクトップのCore2 Quad 2.66GHz、メモリ 4GB、HDD 500GBです。
同じ時期に購入のノートPC(Core2 Duo 2.1GHz、メモリ 3GB、HDD 260GB)は、この2~3倍位の時間で動きます。
ヤフオクの出品物の大半は使用許諾に違反したものなので、止めておく方が無難です。
OEM版は他のPCでは使えません。またプロダクトキー付きと称するものは、企業向けの横流しのケースが多いようですし、コピー商品の氾濫で問題の多い国のグループが絡んでいるようなものもあるようです。
Office 2003があれば、正規のアップグレード版が適用できます。
ワードとエクセルならPersonalのアップグレード版がアマゾンでは\12,166-で購入可能です。
結論としては
・Office 2010 を使う環境としては非常に厳しい。実用性からいうと使えない。
使いたい場合は、もっとスペックの高い新しいPCの購入を考えることを勧めます。
・Officeなど、ソフトの購入はオークションは止めて、正規品を購入する。
です。