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政府“尖閣諸島は固有領土”強く主張へ
12月14日 4時16分

政府“尖閣諸島は固有領土”強く主張へ
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沖縄県の尖閣諸島の上空で13日、中国機が初めて日本の領空を侵犯したことを受け、政府は、周辺の警戒監視態勢を強化するとともに、尖閣諸島が日本固有の領土であることを強く主張し続けるなどして、中国機による領空侵犯が頻発する事態を防ぐことに強い意思を示していく方針です。

沖縄県の尖閣諸島の魚釣島の南の上空で13日、中国当局のプロペラ機1機が領空侵犯しながら飛行しているのが確認されました。
防衛省によりますと、中国機による領空侵犯は統計を取り始めて以来、初めてだということで、森本防衛大臣は13日、中国機に対して「日本の領空だ」と通報したところ、「ここは中国の領空だ」と答えてきたことを明らかにし、尖閣諸島を実効支配している日本側をけん制するねらいがあるという見方を示しました。
今回の事態を受けて防衛省は、自衛隊のレーダーが事前に中国機を捕捉できなかったことを踏まえ、航空自衛隊の早期警戒機を、尖閣諸島にこれまでより近いコースで飛行させるなどして、周辺の警戒監視態勢を強化することにしています。
さらに外務省は、中国が領海侵犯に加えて領空侵犯も始めたことで、「中国の挑発行為は新たな段階に入った」と警戒感を強めています。このため尖閣諸島が日本固有の領土であることを、中国はもとより国際社会に対しても強く主張し続けるなどして、中国機による領空侵犯が頻発する事態を防ぐことに強い意思を示していく方針です。

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