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国際
30年後に白人過半数割れ 米が予測、社会に影響大
2012.12.13 14:34
[米国]
米国勢調査局は12日、米国で現在63%を占める白人の人口が、約30年後の2043年に過半数を割り、60年には43%まで低下するとの予測を発表した。ヒスパニック(中南米系)の割合は31%に上昇、白人に迫る。有権者の構成や労働市場、教育環境など米社会に大きな変化をもたらすとみられている。
10年の国勢調査に基づいた最新の予測によると、現在3億人余りの総人口は51年に4億人を突破し、60年には4億2千万人に達する。高い出生率で人口増を支えるヒスパニックの割合は、現在の17%から60年には31%に上昇。アジア系も5%から8%に、黒人も13%から15%にそれぞれ上昇するなど、マイノリティー(少数派)と呼ばれてきた集団の比率が軒並み上がる。
一方、既に新生児では昨年の調査で少数派となった白人の人口は、24年にピークを迎えた後、緩やかに減少に向かう。(共同)
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