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最終更新:2012年12月13日(木) 20時15分

「ミサイル」発射、韓国国防省に批判高まる

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 韓国では、「ミサイル発射への備えに抜かりがあったのでは」と国防省に対する批判が高まっています。

 「だらしない情報力」
 「軍にはかかししかいないのか?」

 ツイッター上でも、辛辣なつぶやきが相次ぎました。

 国会で追及を受けたキム・グァンジン国防相は、「発射に備えて準備態勢を維持していた」と強調しました。

 「(北朝鮮が)どのタイミングでも、発射できると見なしていた」(韓国 キム・グァンジン国防相)

 「では、マスコミは誤報を流したということですか?」(与党・セヌリ党の議員)

 「はい、誤報とみられます」(韓国 キム・グァンジン国防相)

 前日に韓国発で流れたミサイル「解体」報道は、すべて「誤報だ」と切って捨てました。

 しかし、メディアが一斉に反発すると国防省は・・・

 「北朝鮮は今回長距離ミサイルを発射する際、いろいろ欺まん的な行動を少ししたようだ」(国防省の会見)

 ミサイルが発射前日の午前中に一旦発射台から撤去され、午後に再び取り付けられていたことを示唆。北朝鮮が、衛星などで監視する国際社会の目を欺こうとしていたとの考えを示しました。

 一方、こんな疑惑も・・・

 「国防省は記者との忘年会を14日に行うことにしていた」(民主統合党 ペク・クンギ議員)

 「14日まで発射はない」と見込んでいたと疑われかねない、国防省と記者との忘年会疑惑も浮上。しかも、一部報道によりますと、その日程が決まったのは発射前日の11日だったといいます。これに対し、国防省は「以前から決まっていたものだ」と否定しています。

 北朝鮮のミサイル発射をきっかけに噴出した国防省をめぐるドタバタ。北朝鮮は発射後の韓国国内の反応も注視しているはずです。(13日17:21)

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