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'12/12/12

団地族輸送に連節バス導入へ



 広島電鉄(広島市中区)は、広島市安佐南区の「ひろしま西風新都」内にある住宅団地と中区中心部を結ぶバス路線に、連節バスを導入する検討を始めた。バスが大型のため発着場所の確保などが必要で、2015年度の運行を目指す。

 導入を目指すのは長さ18メートル、定員120人程度の2台を連結したようなバス。定員も通常のバスの約2倍で、運転手を増やさずに多くの乗客を運べる。

 住宅団地「セントラルシティこころ」などと広島バスセンター(中区)を結ぶ「西風新都線」に導入予定。まず数台を走らせ拡大を検討する。

 住宅分譲が進み、同路線の乗客は年6〜10%のペースで増加。1日約7千人が使う。バスカンパニーの岡本繁取締役は「混雑を効率よく解消できる」と説明する。

 ただ、車両が大きいため広島バスセンターに発着できず、別の停車場所が必要。他の一部の停留所も改修が求められる。広電は市、県警、中国運輸局と調整をしている。市都市交通部は「バス停の長さや曲がる時の安全性など、課題を整理する必要がある」と話す。

 全国では千葉市幕張地区などに導入例がある。

【写真説明】千葉市で導入されている連節バス。広島電鉄が導入を検討する




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