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KENSOの“メイジ魂”再び点火
2012年12月09日 16時00分

 全日本プロレスの異端児・KENSO(38)が“メイジ魂”を再燃させた。

 

「もう感動して涙が止まりません。早稲田に久々の勝利…そしてあの結末。もう私のアドレナリンが止まりません」。暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」は、パートナーのザ・グレート・サスケが左肩甲骨骨折の重傷を負い、開幕前に終戦。タッグ戦線へ進出する道も閉ざされ、特にテーマもなくなってしまった。すっかり抜け殻と化したKENSOだが、母校明大ラグビー部の活躍に呼び覚まされた。

 

 2日に行われた関東大学対抗戦の早明戦(国立競技場)で、明大は後半ロスタイムに逆転して18年ぶりの劇的Vを飾った。今でこそ脱線ぶりばかり目に付くKENSOだが、かつては明大ラグビー部のレギュラー。1995年から2年連続で大学日本一の座に就いたエリートだった。そのKENSOが後輩たちに尻を叩かれる形で、元ラガーマンとしての本能を取り戻したわけだ。

 

 KENSOは「スピアーをもっと磨いていきます。ボクにとって大事な技だから、あまり出してこなかった。でも、これからは多めに使っていこうと思う」と珍しくマジメに誓った。

 

 こうなったら止まらない。さらに「オール早慶明戦にも参加したくなった。OBなんで参加する権利がある。もう一度紫紺のジャージーを着たい」とまで言い放った。リングだけでなく、再びグラウンドを駆け巡る日が訪れるかもしれない。

 

 




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