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国際
【北ミサイル発射】長距離技術の輸出による外貨獲得も ミサイル拡散の懸念深刻化
一方、2002年には外務省報道官が談話で「外貨の獲得目的」を公式に認めるなど、主要なミサイル輸出国でもある。不拡散問題の研究者ジョシュア・ポラック氏の論文によると、ミサイル関連技術輸出規制(MTCR)が発足した1987年から2009年にかけ、世界に拡散した弾道ミサイル1180基のうち、510基が北朝鮮の輸出という。
輸出先はイラン、シリア、パキスタン、エジプト、リビア、イエメン、アラブ首長国連邦(UAE)とされる。ただ、ミサイル本体の輸出は9割が1990年代前半までに集中し、以降は部品の輸出や技術協力が中心。安保理の制裁などもあり、対象国もイランやシリアなどに先細りしている。
ノドン以上の射程を持つミサイルの輸出は確認されていないものの、今回の実験成功で、“取引先”から水面下での技術輸出の要請が高まる懸念がある。
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