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国際
【北ミサイル発射】長距離技術の輸出による外貨獲得も ミサイル拡散の懸念深刻化
北朝鮮が国連安全保障理事会決議を無視して長距離弾道ミサイルの発射実験を事実上、成功させたことで、専門家は、北朝鮮による弾道ミサイル技術輸出の活性化を強く懸念している。北朝鮮はミサイル輸出を外貨獲得の手段と公言し、これまで短・中距離弾道ミサイルを輸出してきた。今後、長距離弾道ミサイルの技術が輸出されれば、各国が深刻な大量破壊兵器(WMD)の脅威に直面する恐れがある。
日本のロケット開発の専門家は、今回の“成功”を「驚きだ」と話す。「銀河3号」の1段目は、中距離弾道ミサイル、ノドン(射程約1300キロ)のエンジンを4基束ねたものとされる。日本のH2Bロケットの主エンジン2基と比べても、推力調整や姿勢制御に高度な技術が求められる。複雑な機構の3段式ミサイル技術を実証したことで、「北朝鮮は今後、海外への売り込みに強気の姿勢で臨むだろう」という。
北朝鮮は、1980年前後に、エジプトからソ連製の短距離ミサイル「スカッドB」(射程約300キロ)を入手。構造を解析して得た技術を応用する手法で、順次大型化と射程延長を図ってきた。
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