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韓国 発射時期巡る情報分析に混乱か12月12日 18時11分
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北朝鮮は、12日、事実上の長距離弾道ミサイルを発射し、国営メディアを通じて「人工衛星の打ち上げに成功した」と発表しました。この発射について、韓国国防省は、11日午後から兆候をつかんでいたとしながらも、政府内からミサイルが発射台から取り外されたという情報が出たことについては、歯切れの悪い回答に終始し、政府内で発射時期を巡る情報の分析に混乱があったことを示唆しました。
北朝鮮の朝鮮中央通信は、12日、「人工衛星の運搬ロケットが午前9時49分にピョンアン北道の発射場から打ち上げられ、およそ10分後の午前9時59分に正確に軌道に進入させた」と伝え、人工衛星の打ち上げに成功したと発表しました。
一方、韓国国防省のキム・ミンソク報道官は、12日、記者会見し、北朝鮮が打ち上げたのは、事実上の長距離弾道ミサイルだという立場を強調したうえで、「ミサイルに搭載していた物体が軌道に到達したとみているが、周回しているかどうかまだ確認中だ」と述べました。
さらにキム報道官は、発射の兆候について、11日午後の段階で把握していたとしたうえで、「発射台にミサイルが取り付けられているのを確認し、いつでも発射できる状態にあると判断していた」と述べました。
その一方で、11日の時点で韓国政府内から北朝鮮がミサイルの不具合を修理するため発射台からいったん取り外して分解されていたという情報が出ていたことを問われると、「公式に確認したことはなかった」と述べるなど、歯切れの悪い回答に終始し、政府内で発射時期を巡る情報の分析に混乱があったことを示唆しました。
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