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スポーツ報知大阪版>コラム>辛坊治郎のこれでいいんかい!?

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各政党の激論で同情されています

支持を訴える衆院選の候補者(本文とは関係ありません=修正写真)

 私、ここ数週間、やたらに他人様から同情されるようになりました。同情の理由は、毎週末「ウエークアップ!ぷらす」(読売テレビ系)で繰り広げられる各政党の皆さんの激論です。

 先日、いきなり知らない人から「辛坊さん、いつも見てますよ。『黙れ、このクソババア、汚いツラしやがって』とか、どなりたくなることありませんか?」と声を掛けてもらいました。また、「全員が主役になって笑いを取ろうとする吉本新喜劇を見ているようです。暗闇で猛獣を調教するような番組進行ホンマにお疲れ様です」なんてメールも毎日のように頂きます。

 でもね、私、そんなことこれっぽっちも思っていないんです。それどころか、忙しいのに番組に出てくださる政治家の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。自らの時間とお金を削って、世のため人のために奉仕しようとする皆さんが、それぞれ、強い信念を世の中に訴えたいと思うのは当然です。またそんな志の高い皆さんに、1人あたりにすれば数分しかしゃべっていただけないのはホントに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 何せ短い時間ですから、私が公平に時間を割り振ることもできず、結果的に一部の視聴者から見れば、「バラエティータレントじゃあるまいし、他人の話を聞かずに我先にマイクを奪い合うのは見苦しい」なんてふうに、立派な政治家の皆さんが視聴者の方に誤解されるのが苦しくて苦しくて、ああ、なんだか肩がすごく凝ってきました。そういえば私、昔からウソをつくとすごく肩が凝るんです。さあ、マッサージに行ってこようっと。((株)大阪綜合研究所代表)

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(2012年12月12日09時35分  スポーツ報知)

筆者略歴  辛坊 治郎(しんぼう・じろう)

1956年4月11日、鳥取県・米子市生まれ。56歳。早大法学部卒。80年、読売テレビにアナウンサーとして入社。ニューヨーク駐在員、報道局解説委員長などを歴任し、2010年9月末で退社。現在はフリーキャスター、芦屋大学客員教授、自身が設立したシンクタンク「大阪綜合研究所」代表。家族は妻と2男1女。

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