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角田美代子容疑者が自殺
12月12日 12時21分

角田美代子容疑者が自殺

兵庫県尼崎市の一連の死体遺棄事件のうち、男性を殺害した疑いなどで再逮捕された角田美代子容疑者が12日朝、兵庫県警察本部の留置場で動かなくなっているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は自殺とみて調べています。

兵庫県尼崎市の角田美代子容疑者(64)は、集団生活をしていた橋本次郎さん(当時53)の遺体を岡山県の海に遺棄したとして起訴されたあと、橋本さんに対する殺人と監禁の疑いで親族6人と共に再逮捕されました。
角田容疑者は、兵庫県警察本部の留置場に勾留されていましたが、12日午前6時20分ごろ、留置場の布団の中で、首にTシャツをまいて動かなくなっているのが見つかりました。
角田容疑者は搬送先の病院で午前7時15分に死亡が確認されました。
警察は自殺とみて調べています。
角田容疑者はことし10月以降、留置場を巡回する警察官に「もう生きていたくない。どうすれば死ねるのか」と複数回にわたり話していたということで、留置場にはほかにも2人が勾留されていましたが、寝ていて、気付かなかったということです。
角田容疑者の周辺では、橋本さんを含め6人が遺体で見つかり、3人が行方不明になっていて、警察の調べに対し角田容疑者は、橋本さんの事件に関して「悪いのはすべて私です」と容疑を認めていたということです。
兵庫県警察本部は「詳細は調査中だが、今後、このような事案が起こらないよう努めたい」とコメントしています。

弁護士“自殺を覚悟か”

角田美代子容疑者の弁護を担当する高木甫弁護士は、会見を開き、「ことし10月以降、『生きて出られなければ生きていても意味がない』と口にするようになった。自殺する覚悟を決めていたようだ。弁護団は裁判で真相を明らかにすべきだと説得していたが、このような結果になり残念に思う」と述べました。
そのうえで、「警察の取り調べや留置管理の状況に問題はなかったと思っている」と話していました。

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