［ライフ］【敦賀原発　活断層】「国会でも説明を」　石川県の谷本知事「ほったらかしにされたら大変」（2012.12.11 13:35）

　石川県の谷本正憲知事は１１日、原子力規制委員会が日本原子力発電敦賀原発（福井県敦賀市）の敷地内の断層を活断層の可能性が高いと判断したことに関し、「どういう科学的根拠に基づいたのか、総選挙後に国会の場でも説明すべきだ」と話した。県庁内で記者団の質問に答えた。

　また現行法では、規制委に事業者へ廃炉を求める権限がないことを指摘。「再稼働は認めないという状態が続いたままで、後はどうするのか。ほったらかしにされたら地元も大変だ」と述べ、政府と規制委は法整備を急ぐべきだとの考えを示した。

　石川県志賀町には北陸電力志賀原発１、２号機が立地。１号機直下の断層に活断層の疑いが浮上し、北陸電が再調査を行っている。