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南海トラフ巨大地震 鉄道の対応方針決まる
12月12日 4時4分

南海トラフ巨大地震 鉄道の対応方針決まる
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津波が発生した際の、鉄道の防災対策や乗客の避難方法を検討している、国の協議会は、南海トラフの巨大地震などで、津波が到達するまでの時間が短い場合は、列車のすべての扉を開けて、乗客を速やかに避難させるなどの方針を決め、今年度中にも安全対策案を取りまとめることにしています。

この協議会は、東日本大震災のあと、国土交通省と鉄道各社で設置したもので、11日は、南海トラフの巨大地震が起きた場合の津波対策について話し合いました。
会議では、自治体のハザードマップの作成を待たずに、鉄道会社みずからが路線ごとに浸水の可能性がある区間を指定しておくことや、乗客の避難を促す案内放送の文章を作成しておくことなどを申し合わせました。
また、津波が到達するまでの時間が短いと予測される場合は、列車のすべての扉を開けて、乗客を迅速に避難させるとしています。
協議会では、東日本大震災のときに、列車無線が使えないなか、乗客が携帯電話のワンセグ放送で大津波警報に気付き、避難した事例なども踏まえ、乗客の安全確保の方法について、今年度中に取りまとめたいとしています。

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