2012年12月10日 (月)

モバイル(WiMAX)の通信速度を1Mから10Mにアップさせた話

この記事は、只今、編集中です

“私流”速度改善法をご紹介  こんな方法があったのだ!

私は、とある方法で、モバイル(WiMAX)の通信速度を1Mから10Mへと劇的にアップさせることに成功しました。そして、この一年間、何のトラブルもなかったことから、私と同じようなことで悩んでいる人の参考になればと思い、満を持して紹介してみることにしました。

私が、インターネット接続を、有線から無線(モバイル)に変更する気になったのは、(ノートパソコンを買ったので)年に数回出掛けている旅行先でもインターネットを楽しみたいと思ったからです。

それと、もう一つ、「WiMAX」の接続料が、月3.880円と、これまでの接続料(月、7.000円程度)より格段に安かったからです(こっちの方が大きな理由かもしれませんw)。

なので、自宅でネット接続できることが、絶対条件でした。

ところが、思い立ったらすぐ実行に移さなければ気がすまない性格の私は、(電波がきちんと届いているか確認するための)ルータ無料貸出の手続きが面倒そうだったので、「ダメなら違約金を払ってやろうじゃねえか、」と超太っ腹になって、受信圏内(エリア内)であることだけを確認して、ニフティと契約してしまったのです。

そして、ルータ(NEC PA-WM3500R)が届いたので、ネット接続を試みてみました。

すると・・・

繋がったり繋がらなかったりの繰り返しです。
たとえ繋がっても、動画が見れません。
通信速度を測ってみると、1M程度しかありません。

Pic_0725
※当時の証明画像がないため、2012年12月11日に室内で計測した画像をアップしています。

ニフティに相談してみると、「窓際に置いてみてください」とアドバイスしてきたので、やってみましたが、ほとんど変わりません。
何か別の方法はないのか訊ねると、「ない」とのことです。

途方にくれながら、ネットで改善策を調べてみると、「ルータの周りを金属等で覆うと速度が改善する」との記述を目にしたので、試してみましたが、僅かにアップしたものの大きな変化は見られませんでした。

契約してたった数日でみすみす違約金を払って解除してしまうのもしゃくにさわるので(結局、太っ腹ではなかったのだw)、「屋外にアンテナを立てれば改善するかもしれない」と思い、またまた思い立ったらすぐ実行に移さなければ気がすまない性格の私は、早速、WiMAX用のアンテナを購入して、屋外に立ち上げてみました。


それでは、先ず、この画像から見てください。

Wimax6
おっと、オンボロ長屋の方ではなくて、アンテナの方です!
と言っても、これだけでは、地デジのUHFアンテナが3本立っているだけの普通の風景でしかありません。


そこに・・・・・・・・・・

Wimax7
ジャジャ~~~ン ありゃ~~っ??? 思わず、「マジかよ~~っ!?」と言ってしまいたくなるような“ちっちゃい”アンテナがエアコンの側に立ち上がっています。
でも、これがWiMAXの波長に適合した2.5MH用アンテナなんです。


Wimaxantena1

Wimaxantena5
近づいて見ると、こんな感じです。

アンテナの微調整を入念に行い(※アンテナの素子数(横棒)が多いほど指向性が鋭くなって利得が上がりますが、反面、ちょっとでも方向がズレると極端に利得が下がってしまうので基地局のアンテナと完全に一致させる必要があるのです)、アンテナから繋がっている同軸ケーブルをルータの受信アンテナ端子(と思われるところ)に接続しました。

そして、期待に胸躍らせながらネット接続を試みました。

すると・・・

アッチャ~~~~~~~~ッ! 

速くなるどころか、かえって遅くなってしまったのです。

納得がいかないので、ルータの製造元である「NECテクニカルセンター」に問い合わせてみました。

ルータを開けたって自己責任でやってるんだから、NECから文句を言われる筋合いは一切ありませんからっ(キリッ

なんて気にしながら・・・・

すると、案の定、「外部アンテナを接続するように設計されていないので改善しませんよ。」と、優しく一喝?されてしまいました。

ニフティとNECから、事実上、「打つ手なし」と対応されても、「何か他に秘策があるに違いない」と疑り深い私は、おいそれと違約金を払う気にはなれません。

そして、最後の最後に、ノータリンでアンポンタンでオタンコナスで当年とって66歳で国民年金のみで生存していて最近マダラボケが入ってきている私の頭の中に浮かんできたのが、


『ルータそのものをアンテナに見立てて、屋外に高く立ち上げる』


という、前代未聞(おそらく)の奇想天外な発想でした。

いや、確かに、奇想天外かも知れませんが、理屈には十分かなっているはずです。

なんとなれば、AMラジオの波長は300m前後と長いので、局方向にビルやマンションなどの高層建築物があっても電波が飛び越えられるのでさほど影響がありませんが、地デジ(UHF)の波長(1m前後)やWiMAXの波長(12cm)は数十cmと短いので、途中に高層建築物があると電波が遮られてしまい、結果、速度が遅くなってしまうからです。

すなわち、エリア内で、高層建築物等の障害物によって速度が遅いのであれば、地デジのUHFアンテナと同じように、(無指向性アンテナが内蔵されている)ルータの高度を上げれば、障害物の遮りを(ある程度)回避できて、結果、速度が速くなる(アップする)と考えたのです。

かくして、見えない敵(電波)と、今となっては死んでも違約金を払いたくない私との、最後の戦いの火蓋は切られたのでしたw



設置手順(再現)

Wimaxantena2

  1. ルータとクレードルを容器に格納します。
  2. クレードルにLANケーブルと電源コードを接続します。
    ※ルータの過熱を防止するために容器の底部に1センチ程度の穴を15箇所ほどあけます。

Wimaxantena3
雨が入らないように上蓋をしっかり閉めてアンテナマストの先端に取り付けます

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次に、電源プラグとルータの電源アダプターを接続して別の容器に格納します。

Wimaxantena6
アンテナマストの中間に結束バンドを使って取り付けます。

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アンテナマストを、窓の手すりに取り付けたマスト受けに差し込みます。

Wimaxantena8
アンテナマストが揺れないように、固定します。

そして、完成したのが・・・・・・

Wimax2_2
これです!!

Img_20121129081607
近づいて見るとこんな感じで、余りの素晴らしい出来栄えに、「いい仕事してるね~~!」と言いたくなってしまいそうですw
おっと、流暢なことを言ってる場合ではありません!
肝心なのは、“どれだけ速度がアップするか”なんですからっ(キリッ
もう、こうなったら、3Mでもいいです!
5Mほしいなどと贅沢は申しません!

そう祈りながら、恐る恐るネット接続を試みました。

すると・・・




うっひょぉ~~~~~~~っ!!!




ネットも動画もサクサク繋がる!

速度を計ってみると・・・

な、なんと!わしが作りおった“Myアンテナ”わ、予想をはるかに超えた“13.3Mbps”をたたき出しておったのぢゃ!!(すみません、つい興奮して地が出てしまいました)

Pic_0665

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※当時の証明画像がないので、2012年12月11日に2回計測した画像をアップしています。なお、時期、天候、時間帯等によって8M~16M付近の範囲内で変動しており、10M付近での計測値が多いことから、正確性を重視して表題を、「モバイル(WiMAX)の通信速度を1Mから10Mにアップさせた話」としていますので、ご理解、ご了承ください。

これで、自宅でのネット接続は十分過ぎるほど快適になりましたが、問題なのは、自宅以外(外出先)でノートパソコン等の端末を使用する場合は、ルータをアンテナマストから取り外さなければならないので大変面倒です(もっとも5分もあれば取り外すことができますが。)。

そこで、もう一つルータを用意すれば、そのルータを自宅以外(外出先)で使用できる「機器(ルータ)切替」という便利な方法があるので紹介しておきます。



機器(ルータ)切替の手順

先ず、ルータをもう一つ購入します。
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私の場合は、なぜか三つ持っていますが、実際は二つでOKです。
ヤフーオークションで3000円程度で買えます。

次に、屋外のクレードル(ルータ)に繋がっている左側のLANケーブルとPCに繋がっている右側のLANケーブルをジョイントコネクターから外します。

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左側のLANケーブルはそのままにしておいて、PCに繋がっている右側のLANケーブルを切替えるクレードル(ルータ)に接続します。

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屋外のルータとPCのLANケーブルは外してあるので、PCには下の画面が表示されていますが、その状態で、アドレス欄に「http://web.setup」,と入力してクリックします。

Kiki1Kiki1_4

すると、以下の画面が出てきますので、ユーザー名欄に「admin」と入力します。
パスワード欄には「パスワード」を入力します。

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そして、OKをクリックすると、今度は下の画面が出てきますので、右下の「今すぐ契約」をクリックします。

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下の画面が出てきますので、「契約を行う」をクリックします。

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下の画面が出てきますので、「@niftyWiMAX」をクリックします。

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下の画面が出てきますので、「機器の切り替えはこちらから」をクリックします。

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画面の上に、セキュリティ画面が出てきますので、契約時の「ID」と「パスワード」を入力して「OK」をクリックします。

Pic_0811

下の画面が出てきますので、「上記の規約と個人情報の取り扱いに同意して、次に進む」をクリックします。

Pic_0818_2


下の画面が出てきますので、「次に進む」をクリックします。

Pic_0824_2


さらに、下の画面が出てきますので、「上記内容で申し込む」をクリックします。

Pic_0827


すると、下の「申し込み完了」の画面が出て、機器切替が完了します。

Pic_0835_2

注意する点は、必ずLANケーブルを使って(有線で)機器切替をすることと、屋外設置のクレードル(ルータ)の電源を切らないことです。万一切ってしまった場合は、マストを取り外してルータの電源を入れてください。

切替が完了すれば、LANケーブルを外して無線で端末へ接続できます。

再び、自宅で使うときは、両方のLANケーブルをジョイントコネクターで接続して(屋外のルータとPCを接続して)同様の切替設定を行なえばOKです。

もちろん、屋外設置(自宅用)のルータも、下の画面のように無線でそれぞれの端末機器へ接続することができます(デスクトップパソコンのみLANケーブルで接続します)。

Pic_0687


月に200円の機器(ルータ)切替料を払うだけなのでこの方法を利用しない手はありません(何百回切替えても、たったの200円です。)。

というわけで、「私流速度改善法」は、見事成功!!と相成りましたが、もし試される人は、くれぐれも自己責任であることをお忘れなく。

なお、都内および都内近郊の千葉県にお住まいで、「私流速度改善法」を試してみたいが自信がないという人には、当方、国民年金生活者につき、暇をた~~~~っぷり持て余していますので、話し合いの上、気が向けば(多分、気が向く確率は、一億円の宝くじが当たるぐらいの確率ですw)、喜んで設置のお手伝いに参上致します。
その際は、設置技術料をきっちり頂戴いたします。
吉野家「牛鍋丼」の現物支給でも可です。
280円です。

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