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1年間対外試合禁止 東北工大高で部内暴力や窃盗

 日本学生野球協会は11日の審査室会議で、部員の窃盗や部内暴力などがあった東北工大高(宮城)を、1年間の対外試合禁止処分とした。期間は11月20日から来年11月19日まで。来夏の全国高校野球選手権宮城大会には出場できなくなった。
 同校などによると、処分対象は19人。新チームになった8月以降、練習中などに2年生が1年生の肩を拳でたたいたり、平手で顔を殴ったりした。1年生同士の暴行もあった。9、10月には部員が校内でかばんから現金を盗んだほか、学校近くの公園での喫煙や、2年生による1年生への飲酒の強要があった。
 安久津徹教頭は「処分を重く受け止めている。再発防止に努めたい」と語った。
 東北生活文化大高(宮城)も部員の窃盗があり、3カ月の対外試合禁止処分を受けた。同校によると、1年生部員4人が9月下旬、仙台市のスポーツ用品店でグラブや手袋を万引した。このうち1人は別の店舗も含めて5、6回万引していた。
 沼沢隆教頭は「生徒自ら報告してきたが、許されない行為。野球部全体で反省するため、10月半ばから8日間、部活動を停止した」と話した。
 宮城県高校野球連盟の佐藤秀之理事長は2校について「野球をしている高校生が集団で不祥事を起こすとは、理解に苦しみ、驚いている。部員は行動を引き締め、指導者も気配り、目配りをしてほしい」と話した。


2012年12月12日水曜日


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