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原発事故調検証の有識者会議
12月7日 14時4分

原発事故調検証の有識者会議
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で問われた国の安全規制や危機管理態勢などが、どう改善されたかを検証する政府の有識者会議が開かれ、「事故はまだ終わっていないという前提で検証すべきだ」などといった意見が出されました。

有識者会議は、福島第一原発の事故について調べた国会や政府などの事故調査委員会の提言が、政府部内でどう生かされているか検証するために設置されたもので、政府、国会、民間の各事故調の委員長ら15人がメンバーに選ばれています。
7日、開かれた初会合で、有識者会議の座長に選ばれた民間事故調で委員長を務めた北澤宏一さんが「原子力規制委員会が真に独立した形でできているか、フォローアップしていきたい」と述べました。このあと、今後の進め方について話し合われ、「提言ごとに求められるスピード感が異なるので、優先順位をつけて議論すべきだ」とか、「事故は終わっていないという前提で検証すべきだ」などといった意見が出されました。
福島第一原発の事故では、政府の危機管理や防災体制などの不備が明らかになり、新たにできた原子力規制委員会が役割を果たせるかが問われています。
有識者会議は、規制委員会などからも聞き取りを行い、来年3月までに一度、検証結果をとりまとめ、今後3年間、検証を続けるとしています。

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