トップページ社会ニュース一覧角田容疑者自殺 監視を強化していた
ニュース詳細

角田容疑者自殺 監視を強化していた
12月12日 17時58分

兵庫県尼崎市の一連の死体遺棄事件のうち、男性を殺害した疑いなどで再逮捕された角田美代子容疑者が、兵庫県警察本部の留置場で自殺したことが分かりました。兵庫県警によりますと、通常は1時間に4回、留置場を巡回する規定になっていますが、角田容疑者がことし10月22日以降、4回にわたって警察官に「死にたい。どうすれば死ねるのか」と話したため、巡回を1時間に6回に増やし、監視を強化していたということです。

角田美代子容疑者は、去年11月から兵庫県警察本部の3階の留置場に勾留されていました。
11日夜は7時46分に警察の取り調べを終え、留置場に戻りました。8時35分に警察官が体調を確認すると、「大丈夫です、すみませんでした」と笑顔で答えたということです。
留置場の同じ部屋には、ほかにも2人が勾留されていました。角田容疑者は、最も東側に布団を敷き、北側を頭にして寝ていたということです。
兵庫県警によりますと、通常は1時間に4回、留置場を巡回する規定になっています。しかし、角田容疑者が、ことし10月22日以降、4回にわたって警察官に「死にたい。どうすれば死ねるのか」と話したため、巡回を1時間に6回に増やし、監視を強化していたということです。
12日、午前5時38分と5時55分に、巡回中の警察官が、布団を首までかけて仰向けで寝息を立てている角田容疑者を確認したということです。このときは、昼間に着ている黒色のTシャツが角田容疑者の首元に置かれていたということです。
そして、午前6時10分、同じ警察官が巡回したとき、角田容疑者の寝息が聞こえない感じがしたため、5分ほど様子を伺ったあと、別の警察官を呼んで寝息が聞こえないことを再度、確認し、当直の警察官に報告しました。
午前6時21分、当直の警察官らが鍵を開けて中に入り確認したところ、角田容疑者は布団の中で首にTシャツを巻き、意識がない状態だったということです。同じ部屋に勾留されていた2人は寝ていて、気付かなかったということです。
角田容疑者は、救急車で神戸市内の病院に搬送されましたが、午前7時15分、死亡が確認されました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ