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柏崎刈羽原発 燃料棒どうしが接触12月12日 17時58分
新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所の5号機で、使用済み燃料の部品が変形し、核燃料が詰まった燃料棒どうしが接触しているものが見つかり、燃料の冷却に影響が出るおそれがあるため、東京電力は、国の原子力規制委員会に報告しました。このトラブルで外部に放射性物質が漏れるなどの影響はないということです。
柏崎刈羽原発では、ことし10月、5号機の燃料プールに保管されている、長さ4メートル余りの使用済み燃料のうち、18体で水を通す管が変形しているのが見つかり、東京電力が調査していました。
その結果、管の周りにある核燃料が詰まった燃料棒どうしが接触しているものが見つかり、東京電力が法律に基づくトラブルに当たるとして、12日、原子力規制委員会に報告しました。燃料棒どうしが接触すると、冷却するための水の流れが悪くなり、燃料の冷却に影響が出るおそれがあるということです。
東京電力によりますと、このトラブルで外部に放射性物質が漏れるなどの影響はないということです。東京電力は、使用済み燃料に金属製のカバーを取り付ける際に加えた力で曲がったとみています。
原子力規制委員会は、同じような燃料を使っているほかの電力会社5社にも点検を指示しています。
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