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【グラニュース】


闘莉王 絶対!天皇杯

2012年12月12日 紙面から

天皇杯へ向け意欲的に調整した闘莉王=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(31)が11日、無冠阻止へ決意を語った。今季はJリーグ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、ナビスコカップと総崩れ。15日の熊本戦(瑞穂陸)から再開される天皇杯が汚名返上のラストチャンス。過去の天皇杯は故障で欠場続きだったが、今回は「体が持つ限りやる」。余力を振り絞って頂点を狙う。

 頼もしい“完走宣言”だ。7位に沈んだJリーグでのモヤモヤを一掃すべく、闘莉王はたった一つ残った天皇杯獲りへ闘志を再点火させていた。

 「体が持つ限りやる。頑張ってタイトルを狙う」と意欲満々。練習ではいつも通り大声を張り上げ、力強いシュートを打ち込んだ。

 グランパス加入後は天皇杯と縁がなかった。10年は右膝側副靱帯(じんたい)を痛め、Jリーグ終了後にブラジルへ帰国。昨年も膝痛の再発で天皇杯を欠場した。

 大黒柱を欠いたチームは2年連続で8強止まり。今季も不在となれば苦戦は必至だっただけに、闘莉王の参戦自体が朗報だ。

 闘莉王への依存度は過去2年よりも高まっている。腰痛のケネディは早々に豪州へ帰国、天皇杯でもFWとして起用される可能性が高い。主将のGK楢崎は「DFとしての能力も一番だけど、今はFWでも一番は闘莉王」と絶大な信頼を寄せる。その得点力とポストプレーはグランパス最大の強み。

 Jリーグではチーム最多の33試合に出場。「ボロボロだよ」とこぼすほど満身創痍(そうい)だが、背番号「4」はグラウンドに立ち続ける。「ウチはどんなときも優勝しなければいけないチーム。責任を持ってプレーしたい」。99年以来の天皇杯制覇へ、闘莉王が突き進む。

 (木村尚公)

 

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