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北朝鮮“人工衛星の打ち上げに成功”
12月12日 11時37分

北朝鮮“人工衛星の打ち上げに成功”

北朝鮮は、12日午前、北西部・トンチャンリから「人工衛星の打ち上げ」として事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことを発表し、韓国国防省も、発射を確認しました。

北朝鮮は、12日午前11時20分ごろ、ラジオの「朝鮮中央放送」など国営メディアを通じて、事実上のミサイルを発射したことを伝えました。
それによりますと、北朝鮮は、「運搬ロケット『ウンハ3号』によって人工衛星『クァンミョンソン3号』の打ち上げに成功した。衛星は予定された軌道に進入した」としています。
一方、韓国国防省の報道官は、午前11時から記者会見を開き、北朝鮮が事実上のミサイルを午前9時51分に北西部・トンチャンリから発射したのを、朝鮮半島の西側の黄海に展開している韓国のイージス艦が探知したと説明しました。そして、探知から1分後の9時52分にミサイルの1段目が分離され、そのあと午前9時58分ごろ、沖縄県の先島諸島付近の上空を通過したということです。
その後、ミサイルが北朝鮮の計画通りに飛行したかどうかについては、「総合的な判断が必要だ」として現在アメリカ軍と共に分析中だとしています。
また、報道官は「監視活動を通じて発射を準備する動きはきのうも確認されていた。突然、発射されたことについて分析している」としています。
一方、北朝鮮軍については、今のところ特別な動きは確認されていないとしていますが、韓国軍としては警戒体制を維持して監視を続けるということです。

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