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【大リーグ】M・ジョンソン氏 ド軍革命だ! 球団経営に参画し、次々と大型補強2012年12月12日 紙面から
今年3月にドジャースを買収し、共同オーナー格となったNBAの元スター選手、マジック・ジョンソン氏(53)がチーム改革に着手した。10日(日本時間11日)にはエンゼルスからFAとなった元サイ・ヤング賞右腕のザック・グリンキー(29)と契約したと発表。ポスティングシステム(入札制度)で獲得した韓国人左腕柳賢振(25)=前韓国プロ野球・ハンファ=の入団会見にはジョンソン氏自らが出席するなど精力的に動き回っている。1988年以来のワールドシリーズ制覇を果たすべく次々と大掛かりな補強に成功。来季の台風の目になりそうだ。 NBAで一時代を築いたマジック・ジョンソン氏はすっかりドジャースの顔だ。10日にはポスティングで獲得した柳賢振投手の入団会見に出席し、大リーグでの経営哲学をとつとつと説いた。 AP電などによると「チームを買収した際に金をつぎ込むとは言った。ただし、単に金を使うのではなく、誰に金を使うかなんだ」。今年3月に投資グループの一員として北米プロチームでは最高額の20億ドル(約1600億円)で球団を買収。1988年を最後に世界一から遠ざかっている球団の完全復活を目指しており、鼻息は荒い。 ジョンソン氏は同じロサンゼルスに本拠地を置くNBAレーカーズのスター選手として活躍。チームを5度のファイナル制覇に導いたが、1991年にエイズウイルス(HIV)に感染していることを告白。現役引退を発表した。95−96年シーズンに1季だけ現役復帰したものの、その後は実業家に専念。ドジャース買収を仕掛ける前にはNFLチームの地元誘致に動いたこともあった。 球団買収後は次々と大型補強に着手した。7月にはマーリンズとトレードが成立し、ハンリー・ラミレス内野手(28)、救援左腕ランディ・チョート(37)を獲得。8月にはレッドソックスのお家騒動に乗じ、カール・クロフォード外野手(31)、エイドリアン・ゴンザレス一塁手(30)ら大量4人をトレードで入団させることに成功した。 柳との契約は6年総額3600万ドル(約28億8000万円)。応札金を含めた投資額は6174万ドル(約49億4000万円)に達する。10日に獲得を発表したグリンキーとは6年総額1億4700万ドル。湯水のように資金をつぎ込んでいる。 ジョンソン氏は買収直後に「いつか新聞の一面を飾る球団に戻したい」と豪語した。“マジック景気”に沸くドジャース。25年ぶりの世界一奪還は果たしてなるか。 PR情報
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