フィギュア:高得点にヨナも「驚いた」=NRW杯

年8カ月ぶり復帰戦、今季世界最高点で優勝

 「レミゼラブル」の技術的な難度は、2011年モスクワ世界選手権で演技した「オマージュ・トゥ・コリア」とほぼ同じだ。ジャンプは得意のトリプルルッツ-トリプルトーループの連続3回転ジャンプ(基礎点10.10点)を含め7種類。3回転ジャンプ5種類のうち、3番目に点数の高いトリプルループ(基礎点5.1点)は入れていない。

 キム・ヨナはこの日、トリプルサルコー-ダブルトーループの3回転-2回転ジャンプを試みた際、2番目のジャンプで転倒。ダブルアクセル-ダブルトーループ-ダブルループという2回転の3連続ジャンプは全て1回転となり、点数が下がった。最後の課題となったチェンジ・フット・コンビネーション・スピンは、最も低い1レベルだった。ほかの技術課題とプログラム構成は、最高レベルの評価を受けた。

 キム・ヨナは優勝後、韓国の取材陣に対し「久々に復帰し、200点を超えることなど全く期待していなかったが、いい点数が出てうれしい。最も心配だった体力は、フリーを十分にこなせるまでに向上した」と満足そうに語った。

 キム・ヨナは来年3月の世界選手権に先立ち、来月4-6日に行われる韓国国内の総合選手権に出場する。韓国フィギュア界の若手にはライバルがいないため、優勝が有力だ。作品の完成度をどれだけ高められるかが鍵となる。キム・ヨナは「周囲の人たちがたくさん褒めてくれるため、自分で自分にむち打たなければならない。やや緊張感が薄れるかもしれないので、より上手に演技できるよう集中して練習したい」と意気込みを語った。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
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