2012/12/12 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
DIGITAL LANCER
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SPECIAL
Twitter × Instagram 代理戦争
 このメルマガをお読みになられている方は、 Instagram はご存知の方が多いでしょう。Twitter に参加していれば、Instagram のフィルターを使ったポラロイド風の写真を一度は見たことがあるはずです。これでもか!ってくらいみんな使っていましよね。

 でも、10日から Twitter の TL 上からは、Instagram の画像は見られなくなりました。スゴイ愛称がよかったのに残念です。Twitter 側から停止したと考えている方が多いと思いますが、なんとこれは Instagram 側から停止したんですと。

 というのも Instagram の親会社は Facebook。Twitter で Instagram 使われても「1円も儲かりまへんがな」というのが真相ということです。

 一方、Twitter も Instagram と同様のフィルターを年内にも公開する予定と言われていますが、そうなると Twitter のフィルターを使ってみんな投稿するんじゃないですかね。ユーザーはアプリの名前に惹かれているわけではないので。

 ユーザーを置いてきぼりに、上のほうでガチャガチャされても迷惑な話です。

 そんなデジタル業界の裏話を満載した Digital Lancer、今週もお楽しみください。

 
LANCER'S EYE
Qualcomm to invest $120 million in Japan's troubled Sharp
〜中島聡の「週刊Life is Beautiful」〜
 Qualcomm によるシャープへの投資が発表されましたが、Qualcomm の一番の狙いはシャープの持つ IGZO という表示技術です。鴻海によるシャープへの資金注入の時にも思いましたが、ここまで IGZO に注目が集まると、何か公表されていない情報があるのではと考えたくなってしまいます。

 一番可能性が高いのが次世代 iPhone への採用だと私は見ています。そもそも、Samsung への依存度を減らしたい Apple は、シャープも含めた数社にディスプレイの生産を分散して委託しはじめています。シャープの IGZO が次世代 iPhone に採用されるとなれば、単にディスプレイの製造ビジネスだけでなく、他の製造メーカーへの技術ライセンスのビジネスにも繋がることになります。
TOPICS
 家庭用テレビのビジネスに将来性が見いだせないシャープとしては、ディスプレイの製造ビジネスだけでなく、技術ライセンスを中心としたビジネス・モデルへの転換は急務であり、IGZO の次世代 iPhone への採用はとても大きな意味を持ちます。

 シャープとの提携の理由は、鴻海と Qualcomm では少し異なっています。

 鴻海が狙っているのは、iPhone に代表されるモバイル・デバイスのディスプレイの製造ビジネスに本格的に進出すること。鴻海は iPhone の最終組み立てラインは握っているものの、ディスプレイに関しては、Samsung、LG、シャープの三社が大きなシェアを持っています。特に IGZO が次世代 iPhone に採用されるとなれば、シャープとの提携はとても重要な意味を持ちます。

 Qualcomm の狙いはシャープとの技術提携です。Qualcomm は Mirasol に加えて Pixtronix を買収し、「次世代モバイル・ディスプレイ技術」の覇権に向けた着実な準備を進めています。その Qualcomm がシャープと提携したということは、Qualcomm 自身が IGZO を技術的によほど高く評価しているとも考えられますが、IGZO が次世代 iPhone に採用されるという情報を掴んだ Qualcomm がシャープと組むことが「次世代モバイル・ディスプレイ技術」の覇権に不可欠、と判断したとも読めます。
中島聡
マイクロソフトでWindows95、98Explorer 3.0/4.0 のチーフアーキテクトなどを務めたのち独立。
現在は株式会社UIE ジャパンの代表取締役を務める。
有料メールマガジン「週刊 Life is beautiful」では最新のコンピューターニュースや経営について解説。
また、プログラミング技術など読者の質疑応答のQ&Aコーナーも好評。
 
 
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COLUM
COLUM
年末の大掃除に「バキュームアタッチメント」のすすめ
誠Biz.ID
 年末といえば大掃除の時期。クリスマスが終わって年越しまでの約1週間、職場も自宅も大掃除に明け暮れる人は多いだろう。

 そんな中、何かと掃除に手間が掛かるのが、PC周りだ。付着した埃を拭き取るだけなら簡単だが、例えばキーボードの隙間など細部に入り込んだゴミはそう簡単に除去できない。徹底的に掃除するにはキートップを外すなどの手間が掛かるので、結局「今回はやめておこう」と、見送られることになりがちだ。

 PCやHDDの吸気口なども同様で、分解掃除をするといくら時間があっても足りない。表から取れる埃だけを取って「もういいや」と終わりにすることが多く、徹底的に掃除したという達成感を得られにくい。最近はUSBで駆動するハンディクリーナーも市販されているが、その吸引力はお世辞にも実用レベルとは言えず、こうした用途には使いづらい。

 そんな人にぜひ使ってみてほしい掃除グッズが、今回紹介する「バキュームアタッチメントキット」だ。これは掃除機の先端に取り付けて細部の掃除を可能にするブラシ&ノズルのセットで、ホンモノの掃除機の吸引力をそのまま生かしてPC周りの掃除を可能にするというアタッチメントだ。某PCメーカーの修理窓口でもケース内の清掃用途で使っており、その実力は折り紙つきだ。

 使い方は簡単で、掃除機の先端に取り付けるだけ。実際に使ってみると分かるが、その吸引力は文字通り桁違い。家庭用の掃除機の吸引力そのままなので当たり前といえばそうなのだが、掃除機の吸引力全てが細いブラシの先端に集中するわけだから、USBハンディクリーナーとの差は、ピストルと大砲の違いどころではない。

続きはコチラから
効率アップ、クオリティアップのためのデジタル仕事術『誠 Biz.ID』より
 
BUSINESS
BUSINESS
Kindleサービスは事業化できる?
永江一石氏のメルマガより
【読者の質問】
 キンドル出版をブランド化して事業化(?)というのは、評価としてどうでしょうか?もう既に電子書籍専門の出版社みたいなところありますが差別化としては
・媒体はキンドルをメインとして使用
・人気のメルマガ、ブログ・などをメイン
(こちらからアプローチ)
・安いフィー(5パーセント程度?)
などでしょうか?
 昔、ハイホーなどで有料メルマガ小説出してもらったりしてましたが、なかなか売れませんでした。やっぱ「エロ系」とか「楽して毎月10万儲かる」系じゃないと売れないものなんでしょうか?

【永江の回答】
 まず、こうしたサービスはめちゃくちゃたくさん出てくると思います。しかも価格もたたき合いになるでしょう。編集ブロダクションなどはいまや死活問題ですから。アップルもiBooksの日本語対応が間近なようですので、こちらでもできるはずです。

 しかし、電子書籍ってマジで売れないのです。少なくとも今は・・・

 ブログにも書いたのですが、日本の大手ブックスタンドでは100部売れると大ヒット。「のぼうの城」で200部とかいうレベルだそうで、アタマくらくらです。Amazonならその10倍いけるとして考えても、価格はせいぜい200円。大ヒットして1000部売れたとして印税は35%で手取りたった7万円。5%でやりますか? だったら1万円です。
 大ヒットした場合で1万円の手取り。普通なら数百円。つまり印税で稼ごうとする目的には電子書籍の自費出版は全く向いてないということですね。ブランディングやプロモーションの一環として提案できないと、物凄いただ働き感が満載のビジネスとなりそうです。

Web マーケティングのプロ永江一石が
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FUTURE
FUTURE
今後の日本の電子出版の行方
すがやみつる氏のメルマガより
 「文字を拡大できる」というのは、読書をあきらめていた高齢者に辞書を引く楽しみを取り戻させたのだが、同じことはアメリカでキンドルが発売されたときも起きていたらしい。2年ほど前のデータだが、キンドル購入者の52%が50歳以上、27%が60歳以上とされていた(メモが見当たらないので、正確な数字ではないかもしれないが、このあたりの数字だったはず)。

 iPadが発売されたときも、「視力が衰えて本んを読む楽しみを失っていた高齢の母にプレゼントした」というアメリカのユーザー事例が、テレビのニュースで紹介されていた。iPadも電子書籍リーダーの端末になるわけで、これも正しい使い方の一例といえるだろう。

 ただし、ぼくは、iPadのようなタブレット端末には、あまり魅力を感じていない。というのも、外出するときは、常時といっていいほどにノートパソコンを持ち歩いているからだ。この原稿だって、京都の四条烏丸にあるカフェでノートパソコンを使って書いている。ノートパソコンがあれば、タブレット端末は必要ない。タブレット端末は情報の「受信機」であり、ぼくが必要とするものは、情報の「送信機」だからである。

 こんなことを言うと、「タブレット端末でも文章は書ける」という人がいるが、画面に表示させたキーボードでは、文章を打つスピードが確実に遅くなる。

 Bluetoothで使える外付けのキーボードを使う方法もあるが、残念なことにタブレット端末には、使いやすいエディターがない。そのほかにもやることは一杯あるので、「残念ながら、現在のタブレット端末には、ノートパソコンを置き換えるほどの機能と性能はない」というのが、ぼくの結論だ。

 それなら、なぜキンドル・ホワイトペーパーのような電子書籍リーダーを予約したのかと言われれば、それは、どこでも本が読めるから。しかも、いちど充電すれば、数週間は再充電の必要がない。そのあたりがバックライトを使うカラー液晶のタブレット端末(小型版を含む)とは違うところだ。  すでにアンドロイド版のキンドル・アプリを使い、キンドルの書籍をあれこれ試しているが、文字の本なら――
コンピューターの歴史はこの人に任せろ!
ゲーム・PCマンガのパイオニアすがやみつるさんが最新情報やガジェットの歴史を解説!
すがやみつるの「おとなの学び方」マガジン
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PERSON
PERSON
アップルホスピタリティイメージを創り上げた男
Regis Mckenna
レジス・マッケンナ
『最終的に未来は、
 予測不可能な形に変化する。』


 2人のスティーブ(ジョブズとウォズニアック)の成功の陰にはビジネスマン・レジス・マッケンナの影があった。

 いつも実に冷静でスマートだった。そして誰に対しても威張ることなく懐の深い男だった。IT マーケティングコンサルタントビジネスを確立させ、アップル社の広報戦略の核として活躍。

PERSON

 アップル基本理念の「子供や教師でも簡単に使える低価格PC」を実現させるため、アップルホスピタリティイメージを創り上げたのは彼の最大の功績だろう。PRマンだけあって、いろいろな撮影ポーズをあれこれ考えてくれた。

若き日のジョブズやゲイツを収めた写真集
小平尚典「e-face」IT 革命の先導者たちより掲載
電子写真集『シリコンロード』は、iPhone・iPad アプリ「グリフォン書店」にて絶賛発売中。
 
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【デジタルランサー】2012/12/12 号(毎週水曜日発行)
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スタッフ :本村彰英
 
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