村田　現状維持２億２０００万円で更改　侍サード獲る

　侍ＪＡＰＡＮのサードはオレ！　巨人の村田修一内野手（３１）が１１日、代表候補入りしているＷＢＣ日本代表のレギュラー獲得に自信を見せた。２年契約の２年目となる来季は現状維持の年俸２億２０００万円で契約を更改。悲願の３連覇がかかるＷＢＣでの定位置死守を誓った。

　日本一チームの正三塁手として、プライドをのぞかせた。「自分はサードしかできないし、持っている力を評価してもらって選んでもらった。レギュラーは山本監督が決めることだけど、しっかりやれば取れると思っている」。代表の三塁争いは強化試合のキューバ戦で２試合ともスタメン出場したソフトバンク・松田に加え、ショートが本職の阪神・鳥谷、中日・井端も控える。だが、ライバルにポジションを渡すわけにはいかない理由がある。

　２年連続本塁打王の実績を引っ提げて臨んだ２００９年大会。日本ラウンドでチーム最多の２本塁打を放ったものの、決勝トーナメント目前で右太もも裏を肉離れ。車いすで帰国するハメになった。「前回はケガをして最後まで試合ができなかったし、チームにも迷惑をかけた。今度は最後まで戦って３連覇を成し遂げたい」と村田。３年前の雪辱を果たすためにも、ホットコーナーは譲らない。　（臼杵秀之）

（金額は推定）