|
過去1週間の夕刊に掲載された「むろみんトーク」を紹介します。 投稿はこちから→メールひとこと むろみんトーク |
■ 電力じっくり考えよう 7日の当欄に掲載された「原発の安全点検早急に」に少し違和感を感じました。趣旨は、先ごろの暴風雪による停電の経験から事業所の安定した生産活動ができるよう原発の安全点検を早急に行って、再稼働を望むというニュアンスでした。それは、問題を的確にとらえていません。 この度の停電は、送電線の問題です。6日の当欄の「停電の原因、徹底究明を」のなかで、送電線を支える鉄塔の傾きについて周辺の住民の方々が心配していたとありました。(伝聞としてことわっていましたが) 原発事故以来あぶりだされたのは、発・送電の権利を電力会社が独占していることで、国民生活や事業所の生産活動にさまざまな弊害が生じていることでした。発・送電を分離して電力の自由化を進めることで、家庭や事業所の電力の低コスト化が進められるといわれています。 しかし、発・送電を分離することに反対している電力会社は、発・送電が分離されると安定した送電が損なわれると主張しています。そう主張するなら、今回の大規模な停電を引き起こした責任をどう弁解するのでしょうか。今回の停電は、原発稼働と無関係です。福島の原発事故で分かったことは、原発再稼働を急ぐ電力会社の周辺にはヤラセなど、真実と違うデタラメが多すぎます。 今こそ、落ち着いてじっくり国民の安全な生活と、日本の電力事情を考えるときではないでしょうか。 (室蘭市、60代、男性) <2012年12月11日夕刊> |
■ 紛らわしい選挙ポスター 総選挙も中盤が過ぎました。室蘭をはじめ各市町に立候補のポスターを貼った掲示板が立っています。今回、道9区の立候補者は前職と新人の4人。顔と名前がなかなか一致しないので、まち中にある掲示板は顔と名前を覚える貴重な情報源です。 でも、総選挙に関係する正規の掲示板とは別に、主要な道路沿いやマチ場の随所に政党や政治家のポスターが見られます。それも相当以前から存在します。前回の総選挙か、2年半前の参院選に向けたポスターと思われるものも依然として目に付きます。 こうした今回の総選挙と関係のない掲示板、ポスターはどうして今でもあるのでしょうか。日ごろの活動の一環でしょうが、今は総選挙の真っ最中。紛らわしいことこの上ありません。政党や政治団体、政治家の後援会など関係者は、総選挙にかかわりのない掲示物はさっさと片付けるべきです。行政の関係機関も厳しい目を向けた方がいいのではないでしょうか。 (室蘭市、50代、有権者) <2012年12月10日夕刊> |
■ 【回答します】ごみ出しの方法について回答 11月26日付むろみんトーク「ごみの不法投棄になる?」についてお答えします。 ごみ、資源物の収集については地区別に収集日を定め、ごみは指定ごみ袋に入れるか袋に入らないものはごみ処理券を貼り、資源物については種類別のかご等に入れていただくことになっています。 しかし、アパートなどでは収集日までの間、単に放置ということではなく網などによる飛散防止対策を講じて、保管・管理を行っている場合もあるようです。状況を確認した上で、必要に応じて分別や保管方法を含め対応したいと思います。 (室蘭市環境課) <2012年12月8日夕刊> |
■ 原発の安全検査早急に 室蘭市民は11月27日、強烈な暴風雪の影響で大停電を経験しました。大停電で感じたことは、冬の北海道でブラックアウトが起これば命に関わる大問題だ―という警告は脅しではなく本当だったということです。室蘭の生産活動が止まり、企業が大打撃を受けるだけでなく、大勢の市民の命も脅かす一大事なのです。 泊原発が稼働停止して以来、北海道電力は道民への節電協力要請と火力発電所などをフル稼働させることで、原発停止問題をしのいでいますが、根本的な解決にはなっていません。 室蘭市はJX日鉱日石室蘭問題に力を入れていますが、電力問題は室蘭市の全事業所の問題であり、しかも全市民の生命に関わる問題です。同製油所の存続を求める署名運動とともに、原発の安全検査を早急に実施するよう政府に働きかける運動もすべきではないですか。 すべての事業所が安心して生産活動ができるように、すべての家庭が寒さに震えなくてもいいようにすることが、今一番必要なことだと私は思います。 (室蘭市、60代、男性) <2012年12月7日夕刊> |
■ 停電の原因、徹底究明を 今回、登別で倒れた鉄塔の近所の人が、暴風で倒れる前から鉄塔が傾いていて心配していたとの話を伝聞で聞きました。 傾いていたことが事実かどうかはわかりませんが、一連の鉄塔の中でこの鉄塔だけが倒れたのは、何らかのこの鉄塔固有の原因があると考えられます。 スパンが長かったり、平面図で見ると電線の角度が他よりも片方によっているため、電線に引っ張られて傾きやすいことなども考えられます。 多くの市民や企業が多大な損害を受けているにもかかわらず、北電は異常気象を理由に約款により補償しないとも報じられています。 単に強風による異常気象で済ませることなく、原因の徹底的な究明をお願いします。 (登別市、匿名) <2012年12月6日夕刊> |
■ 厳しい寒さ乗り越えて 私たちの住む九州は、温暖と言われているが、今年の秋は平年よりも気温の低い日が多い。11月27日は福岡市で10度までしか上がらず、北風が冷たい日だった。28日は福岡県内で初めて氷点下になった所もある。 それで北海道や東北地方は雪が降り、もっと寒いのだろう、と思いつつテレビを見ていた。すると、北海道では送電線の鉄塔が強風で倒れ、4万戸以上も停電しているとのことで、ビックリした。寒波襲来の中、暖房に困っている方が多いだろう。また炊事や電灯、仕事など、生活に大変な支障が出ているはずだ。本当にお気の毒に思う。 北国の方は私たちよりも寒さに慣れておられるかもしれないが、やはりコタツなどで暖をとらなければ風邪をひくかもしれない、と心配になる。特にお年寄りや赤ちゃんなど、身体の不自由な人の健康が気にかかる。 登別、室蘭両市の皆さん、寒さを乗り越えて。 (福岡市、主婦、50代) <2012年12月5日夕刊> |
■ 停電通し豊かさ考える 停電で感じたこと。このたびの大規模停電では今の生活がいかに電気に依存しているかということを感じさせられました。幸いなことに寒い中での関係機関の方々のご尽力で蘭西地区はほぼ一日で復旧しました。 それでも70年近く生きてきてこれほどの長い停電はなかったように思います。暗闇の中でろうそくの炎を見ながら遠い子供時代のことを思い出していました。 昔は電気と言えば照明とラジオくらいで、冬はどこの家庭も石炭ストーブが赤々と燃え、その上でいつも熱いお湯が沸いていて煮炊きもできたので、停電になったとしても困るのは照明だけでした。今はスイッチひとつで何もかも動く時代、どこを見回しても電気が必要なものばかりです。 電気が止まるということはすべてが動かなくなるといっても過言ではありません。便利なものがなくてもそれなりに暮らしていた昔を思い出し、本当の豊かさとは何だろうと考えさせられた出来事でした。 「備えあれば憂いなし」で今回のことを教訓にしてとっさに困らない暮らしを心掛けたいと思います。 (室蘭市、60代、女性) <2012年12月4日夕刊> |
↑↑ ページTOPへ |
当ホームページに掲載の記事、写真の無断転載を禁じます。 すべての著作権は室蘭民報社に帰属します。 |