遠隔操作されたパソコンから襲撃予告などが書き込まれた事件で、警視庁などは、犯人やウイルスの特徴を公開しました。

 一連の遠隔操作事件では、警視庁などが書き込みに利用された「2ちゃんねる」のサーバー管理会社などを捜索したほか、送信先のサーバーから約90億ログの通信記録を押収していますが、犯人につながる有力な情報は得られていません。警視庁は11日、有識者との協議会を開き、犯人や遠隔操作ウイルスの特徴をホームページなどで公開することを決めました。警視庁によりますと、犯人は「Cシャープ(音楽記号)」というプログラミング言語を利用してウイルスを作成したほか、2ちゃんねるへ本人の代わりに投稿する「シベリア郵便局」と呼ばれるシステムを利用していました。また、ウイルスは起動すると自動的にメールが送信されるということです。警察庁は12日から、犯人逮捕につながる有力な情報提供者に、最大で300万円の報奨金を支払うことにしています。

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