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No.3284
2012年12月6日(木)放送
忍び寄る“スーパーナンキンムシ”
深夜、音もなくしのび寄り人の血を吸う害虫、ナンキンムシ(正式名称トコジラミ)。戦後、DDTの大量散布で一度は駆除されたかにみえたこの虫が今、再び海外から持ち込まれ、その被害が増加している。しかも押し寄せているのは遺伝子を変異させ、市販の殺虫剤にかつての1万2千倍の抵抗性を持つに至った「スーパーナンキンムシ」。アメリカではすでに被害が拡大し、ニューヨークの大型衣料品店が一時、閉店に追い込まれる事態となった。スーパーナンキンムシはいつどこで、なぜ発生したのか。そして殺虫剤の効かない相手をどうやって駆除していけばいいのか。被害の実態と研究の最前線に迫る。
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アメリカ・ニューヨーク。
今、小さな虫の脅威にさらされています。
ナンキンムシ。
人の血を吸う害虫です。
被害は住宅やオフィス、至る所に広がり、臨時休業に追い込まれる店も出ています。
被害を受けた家族
「4回もやられて原因もわからないのだから、悪夢です。」
このナンキンムシ、日本にもすでに広がり始めています。
宿泊施設などを中心に、駆除依頼が相次いでいるのです。
深刻なのは、市販の殺虫剤が効かなくなっていること。
一度発生すれば、駆除は難しく刺されると、激しいかゆみに襲われます。
被害を受けた女性
「ずっとムシのことばかり考えていて、寝るときも寝た感じがしなくて。」
殺虫剤が効かない手強い害虫、スーパーナンキンムシ。
その被害の実態と対策を取材しました。
忍び寄る“スーパーナンキンムシ”
- 忍び寄る“スーパーナンキンムシ”
- 殺虫剤が効かない“スーパーナンキンムシ”の謎
- “スーパーナンキンムシ”日本の現状は
- “スーパーナンキンムシ”殺虫剤に頼らず駆除
- “スーパーナンキンムシ”殺虫剤を使わない駆除は
前回
2012年12月5日(水)放送
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