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“ミサイル”組み立て施設に移されたか12月12日 5時4分
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北朝鮮が発射を予告している、事実上の長距離弾道ミサイルについて、韓国政府の当局者は、3段式のミサイルが発射台から取り外されて分解され、組み立て用の施設に移されたことを明らかにし、発射はしばらく遠のいたという見方が広がっています。
北朝鮮は、北西部のトンチャンリから事実上の長距離弾道ミサイルを発射すると予告していますが、3段式のミサイルの1段目に「技術的な欠陥が見つかった」として、今月22日までとしていた発射の期間を29日まで延長しました。韓国政府は11日、1段目を本格的に修理するため、ミサイルを発射台から取り外す作業が進んでいるという見解を示しましたが、その後、政府当局者はNHKに対して、取り外された3段式のミサイルが分解され、組み立て倉庫に移されたことを把握したと明らかにしました。
韓国政府内では、ミサイルには1段目のトラブルだけでなく、全体的な問題も見つかったのではないかという分析が出ており、ミサイルが発射台から倉庫に移されたことも踏まえて、発射はしばらく遠のいたという見方が広がっています。
ただ、韓国政府は、北朝鮮が延長した29日までの期間内に発射を目指している姿勢に変わりはないとして、警戒を続けています。
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