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「鎌倉シャツ」がNYに初の海外直営店、「日本製」ビジネスで挑戦/神奈川

2012年11月21日

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メーカーズシャツ鎌倉の貞末奈名子常務取締役=東京都渋谷区

メーカーズシャツ鎌倉の貞末奈名子常務取締役=東京都渋谷区

 「鎌倉シャツ」の愛称で知られるアパレル会社「メーカーズシャツ鎌倉」(鎌倉市雪ノ下)は10月末、米ニューヨーク州マンハッタンに初の海外直営店舗を開いた。同社の直営店舗は19店目。オープンからの1年間で、約100万ドルの売り上げを目指す。販売スタッフは全員日本人で、シャツはすべて日本製にこだわるなど、「メード・イン・ジャパン」のビジネスモデルで海外市場に挑む。

 同社によると、ニューヨーク店は、ビジネス街や観光地として知られるマディソンアベニューに位置。1フロアで店舗面積約80平方メートル。欧米のアパレル店の多くは間接照明で重厚感を演出しているというが、同社は清潔感を際立たせるため、白色を基調とした内装で照明の位置にも配慮した。販売スタッフは計6人。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」など日本語でのあいさつを心掛けている。

 “ファッションの聖地”として名高いニューヨークへの出店は、創業者の貞末良雄会長の開業当初からの目標だったという。「J・PRESS」や「Brooks Brothers」など、競合他社の店も多い上、長引く消費低迷などから出店に慎重な見方もあったが、「一番困難なところで結果を出せば、世界中で通用する」との会長の強い思いから決まったという。

 同店で扱うシャツは1枚79ドル(約6200円)からで、輸送コストなどを含めると国内店舗の価格(4900円)よりもやや高めに設定。すべて福島県などの国内工場で生産されたシャツを納品する。

 貞末会長の長女で、同社の貞末奈名子・常務取締役(40)は、「ファッションの本場で、日本の小さな会社の商品が受け入れられるか不安だったが、すでに複数のリピーターを得るなど順調な滑り出し」と話す。2013年4月にはJR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」にも出店し、関西地区への初進出を目指す方針だ。貞末常務は「大量生産の工業製品にはない情緒やもてなしの心をセールスポイントにしていきたい」と期待を込めている。


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