交流会:「うめきた開業による効果」テーマに 研究者、医療関係者ら参加 /大阪
毎日新聞 2012年12月07日 地方版
JR大阪駅北側での再開発が進められる「うめきた」の展望を議論し合おうと、「国際経済特区とうめきた開業による効果」をテーマに、NPOの交流会が大阪市北区中之島の大阪大学・中之島センターで開かれ、研究者、経営者、医療関係者など約50人が参加した。
大学発のベンチャービジネスを支援している「青い銀杏(いちょう)の会」が主催。会員報告に続き、3人の講師が特別講演。阪大大学院情報科学研究科の西尾章治郎教授は、「関西発のイノベーション創出の要‥うめきた・ナレッジキャピタル」と題して、「大阪は匠(たくみ)、建築、アニメなどさまざまな分野で伝統と実績を残しているうえ、環境実践都市でもある。うめきたが、そのイノベーションの拠点になる」と語った。このほか、大阪は豊富な医療資源に恵まれながら、医師配置のまずさなどによって医療パフォーマンスが悪いことなどが指摘され、最後にパネルディスカッションも行われた。【嶋谷泰典】