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<LIBOR不正>関与で英国人の男3人逮捕 初の逮捕者

毎日新聞 12月11日(火)23時19分配信

 【ロンドン坂井隆之】英国で経済犯罪などを担当する重大不正捜査局(SFO)とロンドン市警察は11日、短期金利の国際的な指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR、ライボー)の不正操作に関与したとして、30〜40歳代の英国人の男3人を逮捕し、同国内の3人の自宅を家宅捜索した。3人は年齢がそれぞれ33歳、41歳、47歳の金融トレーダー経験者。共謀してLIBORを不正に操作した疑いがあるが、SFOは3人が所属した金融機関名や容疑の詳細などは明らかにしていない。

 今年6月に発覚したLIBOR不正問題で逮捕者が出るのは初めて。世界の金融界を動揺させた同問題は刑事事件に発展した。

 LIBORは、ロンドン市場で主要銀行同士が無担保で資金を貸し借りする際の平均金利。主要銀行の申告に基づいて算出され、企業向け融資や住宅ローンなど、世界の金融商品の価格、金利を決める目安となっている。

 LIBOR不正問題では、英金融大手バークレイズのディーラーが05〜09年にかけて、実態より低い水準の金利を申告するなど不正行為を繰り返していたことが発覚。バークレイズは米英金融当局に対して約2億9000万ポンド(約380億円)の課徴金を支払った。

 バークレイズ以外の大手金融機関のディーラーもLIBORを不正操作した疑惑が出ており、欧米メディアはスイスの大手UBSや、ドイツ銀行などが金融当局の調査を受けたと報道。一大金融スキャンダルに発展した。

最終更新:12月12日(水)1時25分

毎日新聞

 

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