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最終更新:2012年12月11日(火) 22時33分

経団連、インサイダー規制見直しで提言

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 経団連は、公募増資に絡んだインサイダー取引規制の見直しについて、「企業活動を萎縮させるような過度の規制強化は避けるべき」とする提言を取りまとめました。

 提言では、インサイダー取引規制の見直しについて、「企業活動を萎縮させたり、市場を冷え込ませるような過度の規制強化は避けるべき」としています。

 その上で、インサイダー情報の伝達行為を規制する場合は、正当な企業活動に支障が生じないよう「取引を行わせる目的をもって」行われた場合に限定することとし、業務遂行上の必要がある場合には適用除外とすることを求めています。

 また、数万円前後にとどまり、抑制効果が弱いという指摘が出ている課徴金の引き上げについては、「一定の見直しはやむをえないが、従来通り利得相当額のはく奪という概念にもとづくべき」だと指摘しています。

 経団連は、この提言を総理の諮問機関である金融審議会の作業部会に、11日午後、提出しました。(11日17:59)

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