2012年12月09日

一番鶏

/蒙古タンメン中本大宮にて樺太丼のライス半分/一番鶏にていかの塩辛/

 土日のいずれかに出勤しないと仕事が間に合わない場合、金曜日の流れで土曜日に出勤するか、土曜日は休んで日曜日に出勤するか。
 悩み所ですが、最初に来た電車で決めようと土曜日を休んでしまったので、日曜日は出勤、出勤の前にお昼。

 蒙古タンメン中本大宮、何にしようかと悩みつつ自動ドアをくぐると、大宮のお昼はまだ早いよとばかりに半分ほどの入りです。
 正面厨房を見ると店長さんが調理場にいらっしゃったので、店長さんの調理も久し振りだなと券売機に向かいました。
 ご挨拶したかった店員さんはまだ出勤されていないようで、また、1ヶ月待たなければなりません。
 空いている席に座り、手隙の店員さんとどうでもいいような馬鹿話をしながらラーメンの出来上がりを待ちます。

 先に半ラーメン380円、半ラーメンは蒙古タンメン、北極ラーメン、冷し味噌ラーメンから選べるのでコストパフォーマンスから考えると北極ラーメンなのですが、今日は辛さが一番抑えられた蒙古タンメンにしました。
 500円毎のポイントを一番に考えた場合、700円ですと1ポイントなのでもう1ポイントをゲットするのにちょうどいいメニュー。
 中本側の術中に嵌っていることは重々承知していますが。

 程なくして樺太丼700円のライス半分、おお、熟した石榴のような色合い。
 厚めに切り分けられた青々とした長ネギと一緒に食べると、口の中全体に広がる麻婆豆腐の美味しさ。
 豆腐は包丁で切り分けられた通りのほぼ原型もあり、崩れて小さいのもあり、辛さと旨さがまとわりついています。
 そう多くの数が出ないとは思いますけど、それでも御徒町時代と寸分違わない味わい。

 蒙古タンメンは煮崩れするほど煮込まれた野菜と、辛し麻婆豆腐が相まって中本独特の味わいです。
 ラーメンのスープを中華スープ代わりにして樺太丼を頂き、ご馳走様でした。

 仕事は暗くなるまでかかり、それでも「もう疲れたから寝る」とまでは遅くならず。
 じゃあ、軽く飲みますか、と部下と共に退社。

 何軒かお店を案内して、その中から店先で焼き鳥を焼いている一番鶏、揚州商人の目の前です。
 まあ、店の前は何度も通ったことがありますが入るのは初めて、壁はがやがやと居酒屋ですが全体的にガランとしていい雰囲気です。
 テーブルが10卓ほど、奥に厨房を囲むカウンター席がありましたが、厨房が見えないのが残念です。
 先ずは生ビールで乾杯、真夏はもちろん真冬でも初冬でも生ビールで乾杯。
 お客さんは多くなかったので慌てずに注文、前評判も写真も何にも無しで当たりの料理を引くのは至難の業。

 至難ではあるけれど、引ければ引けたで嬉しいことこの上ありません。
 して、(麻雀で言うところの)一発ツモだったいかの塩辛350円、なんてこと無いいかの塩辛と思ったらとんでもない。
 自家製としか思えないような歯応え、イカの初々しさ、驚いたなぁ、部下が一生懸命話しかけるのを流して黙って食べてしまったよ。

 気が付いたら運ばれていたとり軟骨揚350円、普段なら大喜びで食べるところですが、いかの塩辛の前にかすんでしまって。ええ、食べることは食べましたけどね、美味しかったですけどね。

 醤油皿が運ばれてきて、続けて刺身盛り合わせ900円、ええっ〜〜、何ですかこの切り身は。
 食材的には鮭、鰤、鮪とごくありふれていますけど、切り分けが大きくて厚いので、醤油皿に収まらないんですけど。
 醤油をはじくような身の鮮度、今日は市場は休みのはずだから食材の管理がいかにしっかりしているかということ。
 二人出来ているので二人で分けられるように切り身は出されるのは良いお店と思っていますが、鰤の切り身が奇数なのは「一枚サービス」ということでしょう。

 生ビールを終えて、日本酒モード、さらに熱燗ゾーン、メニューに「熱燗」とあった北の誉辛口二合550円。妙齢の女性以外からお酌をされるのは苦手、自分のペースで飲みたい。
 自分のペースというは、お猪口に注がれているお酒は一気に飲んで空ける、飲みたくなったら注いで一気に飲む。
 冷や酒ならお猪口に注ぎっぱなしでお喋りし、適当に飲むのもアリですけど、熱燗は冷めたら違う味になってしまいます。二合徳利で何本飲んだかな、三本か四本か。

 シマホッケは身が大きくて、値段不相応、さっとレモンをしぼって美味しく頂きました。

 さて、またこの店に来るかどうかを決めるためには、焼き鳥を食べておかなければなるまい。
 焼き鳥盛り合わせ(10本)、塩焼きでお願いしました。
 お客さんが少ないから、今、串に刺してから焼きましたと言うことはないでしょうから、相当いい鶏肉を使っている。
 ブランドとか地鶏とか言うのではなくて、鮮度と管理が行き届いた焼き鳥ということ。

 今度は1人で来てみようか、それとも彼女を連れてこようか、そういえば彼女とは随分会っていないな。 

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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