リッピング作業における音質への影響は少々厄介だ。
というのも、よほど古いドライブか、傷のひどいCDでもない限り、どのような手段でリッピングしても、出来上がるファイルのバイナリデータは完全に一致する。
しかし実際には、リッピングに使用するドライブ、PC、電源、接続方法、OS、ソフト、設定等の組み合わせによって聴感上の違いがある。
どうにも疑わしくて、ドライブを変えてリッピングしたものを、アイマスク着用&シャッフル再生で試聴を行ったが、ほぼ100%の確率でドライブ名が的中した。
そんな事を繰り返しているうちに、僕は2年間でCD 500枚を5回リッピングし直している。ドライブや設定のベストが決まった今、もう同じCDをリッピングすることは無いだろうと心に決めてはいるが、もっと良い方法が見つかれば多分やり直すことになるのだろう。世間ではこれをリッピング地獄と言うらしい。
では、科学的根拠は何もないが、ここはひとまず「音質に違いが出るもの」として話を進める。
- 2011/07/15(金) 21:06:25|
- LINN DS
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